ある朝、社宅で暮らす上条夏(長谷川京子)は主婦仲間から噂話を聞く。友人でもある小牧莉絵(戸田菜穂)が夫と息子を残して、恋人と駆け落ちしたというのだ。家庭が何よりも大切な夏にとっては、信じられないことだった。そんな夏に莉絵から電話がある。悪びれた感じもなく、女として充実した時間を送っているという。ほどなくして、隣に若い男・佐伯龍(成田凌)が引越してくる。夏の心の何かが、ざわめき始める―。