子供の頃からジェット戦闘機に憧れ、夢を抱いて航空自衛隊に入隊した内田一宏。しかし現実は厳しく、彼は救難ヘリコプターのパイロットとして石川県小松基地のレスキュー部隊・小松救難隊へ配属されてしまう。就職で上京した恋人とは遠距離恋愛となってしまったものの、新たな希望を胸に着任の報告に小松救難隊を訪れる一宏だったが…。
北陸地方沿岸部を襲った直下型地震の被害に対して災害派遣命令が発令され、続々と集結する小松救難隊の隊員たち。ところが、パイロットの佐藤と田中が基地へ向かう途中で事故で負傷。本郷三佐に挑発された一宏は、予備のパイロットとして被災地・東うるま島へ向かうことになった。降り始めた雨と余震の中、現地に到着した救難ヘリUH-60Jは怪我人の収容を開始するが…。