都心のビルとビルの狭間に、転落死体が発見された。警視庁捜査一課13係が現場に急行。頼もしい刑事たちに混じって一人フリフリ衣裳を身にまとった女の子が!? 彼女こそ、13係のお荷物･花村一子刑事 (多部未華子) だった。現場で誰にも相手にされない一子、しかし彼女には特殊な能力があった。それは犬並みの嗅覚だった!!
河川敷の藪の中で刺殺体が発見された。第一発見者はなんと一子 (多部未華子) だった。警察犬･ミハイル号が犯人の足取りを追う一方、一子は被害者の血の匂いを辿り、見事凶器のナイフを発見する。被害者は小学校教諭の杉田一郎。小松原 (吹越満) は強引な捜査で容疑者を取り調べ、同期の重村 (沢村一樹) と衝突する。そんな二人を横目に、一子は容疑者の匂いから犯人ではないと一人確信するが、誰も聞く耳を持たないが…
飲食店に2人組の強盗が押し入り、店員を刺殺する事件が発生した。即日逮捕された犯人の一人･岡田 (片桐仁) は「店員を刺したのは共犯者の中村 (佐野圭亮) だ」と自供する。一子 (多部未華子) と桐島 (手越祐也) は新婚夫婦を装い、向かいのアパートから、中村の別れた妻と一人娘･涼子 (大森絢音) のアパートを張り込む。自分の手でホシを挙げたい桐島を横目に、一子は涼子と仲良くなってしまい…
輸入業者の男･河辺が殺された。目撃証言などから逮捕された容疑者･鈴木 (田中実) は容疑を否認。重村 (沢村一樹) に取り調べを任された一子 (多部未華子) は遺留品のマフラーと鈴木の匂いが一致していると確認するが鈴木は黙秘を続ける。一子に代わって重村が取り調べを始めようとしたそのとき、鈴木は唐突に「俺が殺った」と自白した。だが、重村は簡単に自白した鈴木に疑問を感じ、一子もまた異変に気づいていたのだ…
和田 (石塚英彦) の行動がおかしい。捜査を欠勤して落語家･北風亭太陽 (柳家花緑) の高座に通っているのだ。一子 (多部未華子) は和田が5年前、横浜で起きた強盗殺人事件に偶然居合わせ、犯人に自分の車を盗まれた上に逃走につかわれるという事実を知る。いまだ手配中の犯人は北風亭太陽の弟だったのだ。責任を感じた和田は管轄外にもかかわらず犯人を追っているのか。そして、一子の鼻はもうひとつの事実を知らせていた――
一子 (多部未華子) は門馬 (升毅) からまともな服を着るまで捜査への参加をストップさせられる。しぶしぶ行き着けの店に服を買いに行った一子は、フリフリ服が好きな門馬の娘･ちえみ (八木優希) と知り合う。そのころ、新たに発生した事件の現場からフリフリ服の女が走り去ったという目撃情報が入る。一子は現場に落ちていた携帯ストラップを見て驚く。それはちえみのものだったのだ――
警視庁の取調室に画家殺害事件の被疑者･山村なぎさが連行されてきた。なぎさは「自分には動機がない」「アリバイがある」の一点張りで、様々な手を使う重村 (沢村一樹) の取調べにもまったく動じない。そんななぎさに一子 (多部未華子) たちは興味津々。そんななか、警視庁に社会科見学に来ていた柳 (大倉孝二) の息子が行方不明になったとの報せが入る。一子は警察犬ミハイルとともに捜査を開始する―。
五十嵐 (佐野史郎) は殺人を犯していないのではないか―。そう考え始めた一子 (多部未華子) に新たな事件の一報が入る。男が銃で撃たれ死亡。被害者は暴力団構成員で、犯人は構成員のリュウと判明した。一子たちはリュウを逮捕するが、組織犯罪対策部の朝倉 (小沢仁志) が覚醒剤取引を潰すためにリュウを泳がせていたのにと怒鳴り込んで来る。重村 (沢村一樹) は取調べで殺しの動機と翌日の覚醒剤取引の情報を聞き出すが…
洋品店を営む男が刺殺された。現場に残された足跡から犯人の匂いを追った一子 (多部未華子) と警察犬ミハイルはそれぞれ別の場所にたどり着く。一子の鼻を信頼する小松原 (吹越満) は一子が嗅ぎ当てた男･樋口啓一を犯人だと断定し、逮捕する。ミハイルはそれ以来出動拒否をするようになり、その様子から田村 (田口トモロヲ) はミハイルの引退を考え始める。だが取り調べをする重村 (沢村一樹) は樋口は犯人ではないと感じ…
温泉に慰安旅行にきた一子 (多部未華子) と13係の面々。みんなで楽しく飲みながら、一子は仲間の大切さをしみじみ感じていた。しかし翌日。一子は偶然みんなの会話を耳にしてしまう。「やめさせたほうがいいかな、ワンコ」自分は嫌われていた?! ショックを受けた一子は宿を飛び出す。一方みんなは一子と連絡が取れず、行方を捜す。そして、道の駅の店員から一子が男と口論した挙句、その男の車に乗り込んだという証言を聞く。
