こころの大樹を守るため、キュアムーンライトがダークプリキュアと戦っています。でも、おしくも敗れてしまいました。そこでキュアムーンライトは、次にこころの大樹を守るプリキュアのため、妖精のシプレとコフレにココロパフュームを渡します。・・・そんな夢を見た女の子、花咲つぼみ。お父さんとお母さんがフラワーショップを開店するため、おばあちゃんが住んでいる希望ヶ花市に引越ししてきた中学2年生です。つぼみは、引っ込み思案で内気な自分を変えたいと思って、私立明堂学園に転校してきました。登校途中で幸運の四葉のクローバーを見つけて、つぼみは気合十分になったのですが・・・
わけもわからずプリキュアに変身したつぼみは、キュアブロッサムと名乗りました。プリキュアの登場に、さすがのサソリーナもビックリします。でも、ブロッサムはまだ自分の力をコントロールできません。おもいっきりジャンプをしすぎて怖がったり、走ったら勢いがありすぎて止まれなかったりとドジばかりです。あきれたサソリーナは、ブロッサムを握りつぶすようデザトリアンに命令しました。いきなりのピンチにとまどうブロッサム。そんな時、バラの花びらと共に正体不明のイケメンが現れます。イケメンはブロッサムを助けると、一緒にどこかへと消えてしまいました。
友だちとしてえりかと付き合えるようになったつぼみ。ふたりは仲良く学校の屋上でお弁当を食べることにします。そのとき、えりかがキュアムーンライトの夢を見るようになったことを、つぼみに話しました。それを聞いたシプレとコフレは思わず飛び出して、えりかへプリキュアになるようお願いします。するとそこへ、生徒会長の明堂院いつきがやって来ました。いつきはファッション部のことでえりかを訪ねてきたのです。えりかは、いつきが帰った後、シプレとコフレに、今はファッション部があるからプリキュアにはなれないと断りました。そしてつぼみを連れて走り去っていきます。
デザトリアンが暴れていると知って、駆けつけるキュアブロッサムとキュアマリン。でも、機敏な動きを見せるマリンに対して、ブロッサムはドジばかりで迷惑をかけてしまいます。なんとか、マリンの活躍でデザトリアンから、こころの花を取り戻して事件は一件落着しますが、新たな砂漠の使徒の大幹部クモジャキーが現れました。クモジャキーは弱いやつと戦っても面白くないと言うと、ブロッサムにブロッサムタクトを返して去っていきます。この戦いでえりかにいっぱい迷惑をかけたつぼみは、自分がプリキュアとして未熟なことを確認して落ち込むのでした。
つぼみとえりかは学校帰りに、新装開店の準備をしているラーメン屋さんを見つけました。そのお店は美味しいと評判の三浦ラーメンの2号店。近所にできると知って、三浦ラーメンが大好きなえりかは大喜びします。そんなえりかに、同級生で野球部のレギュラーになったあきらは、「来るな」と言いました。あきらのお父さんは三浦ラーメンの店主で、初めてお店を作ったときは、あきらも学校で大宣伝したはずだったのに、今ではまったくの反対です。あきらの気持ちがどうして変わってしまったのか、つぼみはそのことが気になっていました。
早朝、学校の花壇に水をあげる、つぼみとえりか。すろと、体育館のほうから声が聞こえてきました。それは武道の練習をしていた、いつきの声です。いつきのカッコいい姿を見て思わず喜ぶつぼみの前に、カメラを持った女の子が現れました。女の子の名前は多田かなえ。いつもスクープ写真を撮ることに一生懸命の女の子です。かなえは撮ったスクープ写真を教室に貼って、みんなに喜んでもらうことが何よりも好きでした。失敗したところを撮られた人は迷惑ですが、かなえはそんなことにはかまわず写真を撮ります。そして今度は、ウワサのプリキュアをスクープすると宣言しました。
生徒会長のいつきの写真をもらって、つぼみの思いは、ますます高まってきました。授業中でも思わず見とれてしまうほどです。そんなとき、つぼみのクラスにいつきが訪ねてきました。その目的は、えりかからファッション部の部員名簿をもらうことです。でも、ファッション部の部員は、つぼみとえりかのふたりだけ。そこでえりかはクラスメイトに頼み込んで、部員をなんとか5人にして生徒会室に向かいました。しかし、いつきは帰った後で、このままではファッション部は廃部になってしまいます。そこで、つぼみとえりかは部員名簿を持って、いつきの家を訪ねることになりました。
えりかの家は朝から大慌て。それはえりかのお姉さんのももかが撮影のため、朝からお出かけするからでした。忙しそうにももかのお世話をするお母さんを見て、えりかは思わず「モデルはいいなぁ」とつぶやきます。そんなえりかに、「モデルになればいいじゃない」と返すももか。えりかは面白くありません。学校でも、つぼみにももかのことを聞かれたえりかは、お母さんがモデルだったため、ふたりとも小さいころからモデルになろうとしていたことを話しました。でも、モデルにスカウトされたのはももかだけ。つぼみはえりかのこころの花がデザトリアンになったときのことを思い出しました。
HANASAKIフラワーSHOPに小畑という人が訪ねて、つぼみのお父さんに挨拶をしています。つぼみのお父さんは、昔は大学で植物学を教えていた有名な教授で、小畑はその教え子でした。そんなお父さんに、小畑は自分の会社に来てほしいと頼みます。その話を聞いていたえりかに、お父さんとお母さんの出会いについて話すつぼみ。とても有名なお花屋さんに勤めていたお母さんは、お花畑で花の研究をしていたお父さんに出会いました。お互いに一目惚れだったふたりは、それからすぐに結婚したのです。そのロマンチックな話を聞いて、えりかはうっとりします。
砂漠の使徒の基地では、サバーク博士が3幹部を集めて怒っていました。それはプリキュアの活躍によって作戦が次々に失敗し、世界を砂漠にしてしまうことができないからです。そこで、キュアムーンライトを倒した最強の戦士であるダークプリキュアを、ついに出撃させることを決めました。そのころ、気分転換のために丘へとやって来たつぼみたち。この丘は、つぼみとシプレ、コフレが初めて会った場所です。あのときのことを思い出し、つぼみたちはあらためて気持ちをひとつにして、この世界を砂漠の使徒から守りぬくことを誓うのでした。
砂漠の使徒に荒らされたお花畑も、すっかり元通りになりました。でも、いつまたダークプリキュアが襲ってくるかもしれません。不安に思ったつぼみは、何とか今度こそダークプリキュアに勝てる方法はないかと考えます。そんなとき、クラスメイトのまさとが、カンフーマスターと呼ばれるカンフーの達人だと知りました。そこでつぼみは、いつダークプリキュアが襲ってきても大丈夫なように、まさとからカンフーを習ってパワーアップすることを思いつきます。やる気満々でカンフーのポーズをするつぼみを見て、えりかは不安で仕方ありません。
えりかのお母さんからバーベキューへ誘われた、つぼみの家族。そんな時、HANASAKIフラワーSHOPへ、常連のお客さんである利岡ユウトがやって来ます。ユウトはいきなり「永遠に咲き続ける花をください」と言いました。それは、特殊な加工をしたプリザーブドフラワーという花のことです。つぼみのお父さんはユウトの願いを快く引き受けました。ホッとしたユウトは、その花で、恋人にプロポーズすることを告白します。一方、えりかのお母さんの経営するファッションショップ・フェアリードロップにも、恋人の心を取り戻したいと考える柴田リサが、「世界一愛される服をください」とやって来ていたのです。実は、このユウトとリサは恋人同士でした。
ある日、ゆりはキュアムーンライトがダークプリキュアに負ける夢を見ました。一体どういうことでしょうか？ ゆりはお母さんとふたり暮らし。お父さんはこころの大樹を探す旅に出たまま帰ってきません。でも、お母さんはお父さんの帰りを信じて待ち続けていました。一方、砂漠の使徒の本部では、ダークプリキュアがゆりのことを考えています。しかしサバーク博士から、今いるプリキュアを倒すよう言われました。さらにムーンライトには関わらないようにしろとも言われます。はたしてムーンライトとゆりの間には、何があるというのでしょうか？
今日のえりかのお弁当は買ってきたパンです。その理由は、母の日が近くてお母さんのお店で忙しかったからでした。でも、パンだけではお腹がすいてしまいます。そこでえりかは、みんなからおかずを分けてもらうことにしました。そのなかでも、ひと際キレイにできていたものが、クラスメイトのななみのお弁当です。それを見たつぼみは、思わずななみのお母さんのことをほめますが、ななみの母さんは亡くなっていたのでした。思わずあやまるつぼみに「笑顔が一番」と、ななみは笑って許します。このお弁当も、ななみが妹に頼まれて、お母さんの代わりに作ったものだったのでした。
女子生徒のあこがれである生徒会長いつきは、本当は可愛いものが大好きな普通の女の子。そのことを知っているつぼみは、以前ファッション部に誘いましたが、いつきは忙しいのを理由に入部をしてくれません。そこでえりかは、いつきにファッションのデザイン画を描いてみてはと言います。そして数日後、いつきがデザイン画を描いてファッション部へとやって来ました。それを見てビックリするみんな。いつきの描いてきたデザイン画は、可愛らしいチュニックでした。そのデザインを気に入ったみんなは、このチュニックを作ろうと考えます。みんなはいつきを連れて、さっそく材料を買いに行きました。
おばあちゃんに珍しい花が咲いたから見に来ないかと、植物園に誘われたつぼみとえりか。植物園に到着すると、そこにはおばあちゃんのほかに、ゆりも一緒にいました。先輩プリキュアのゆりから、いろいろな話を聞きたいつぼみとえりかでしたが、ゆりは相変わらず厳しい表情のままです。そんな時、おばあちゃんからお茶菓子を買ってくるように頼まれ、つぼみ、えりか、ゆりはお買い物に出かけました。この機会にゆりと仲良くなりたいと、思い切って声をかけるつぼみとえりか。でも、ゆりは仲良くするどころか、つぼみとえりかに「私はあなたたちを認めない」と言うのでした…
鶴崎先生に頼まれてプリントを渡すため、クラスメイトの番ケンジの家を訪ねることになったつぼみ。でも、えりかはケンジのことを『伝説の番長』だと言って怖がっていました。えりかによると、ケンジがひとにらみしただけで、どんなに強い番長も逃げ出したほどだと言うのです。そして、ケンジの家に着いたつぼみとえりかの前に、ケンジのお母さんが現れました。さっそくプリントを渡そうとするつぼみでしたが、そこへ陰からケンジが何かを伝えようと合図をします。そのことにまったく気づかないつぼみでしたが、えりかはケンジの鋭い眼光を怖がって、その場から逃げ出してしまいました。
えりかのお父さんの発案で、えりかの家族と一緒に旅行に出かけたつぼみ。到着した農家で畑仕事を手伝い、つぼみとえりかは大はしゃぎ。でも、農家の娘さんで、お嫁に行くことが決まっているアキの表情は暗かった。その理由は？
お昼寝をしていたシプレとコフレでしたが、突然の光にビックリして目を覚ましました。それは、ココロポットに貯めていたこころの種が輝きだしたからです。きっとスゴイことが起こると喜ぶシプレとコフレ。その言葉通り、こころの大樹から新しい妖精ポプリが生まれていたのです。一方、失敗を続けるサバーク博士のもとへ、砂漠の使徒の支配者であるデューンから指令が届きました。かつてキュアフラワーに敗れたことがあるデューンは、プリキュアの秘密がこころの大樹にあることをサバークに伝えます。その話を聞いたサバークは、すぐさまダークプリキュアにこころの大樹を調べるよう命令しました。
つぼみとえりかは、こころの大樹から生まれた第3の妖精ポプリを、おばあちゃんに紹介しました。ポプリはこころの大樹を砂漠の使徒から守るためにも、第3 のプリキュアを早く見つけなければいけないと言います。でも、どうやって探したらいいか、つぼみとえりかには見当もつきません。肝心のポプリも、すでにプリキュアだったおばあちゃんに、プリキュアになってほしいと言う始末です。でも、シプレとコフレが、自分たちに任せれば大丈夫だと自信満々に言いました。少し不安に思いながらも、つぼみとえりかは、シプレとコフレとポプリにプリキュア探しを任せます。
花壇を見ていたつぼみが急にあわてました。それはファッション部とかけもちしている園芸部に行くことを忘れていたからです。そこで放課後になってから、つぼみはファッション部をお休みして園芸部に顔を出すことにしました。つぼみが園芸部に取られるのではないかと心配になったえりかも一緒について行きます。そして、園芸部の部長である水島アヤに、ライバル心むき出しで挨拶するえりか。でも、アヤは花がとても好きな女の子でしたが、ちょっとドジで泣き虫なところがあったのです。そのため、自分が花が上手く育てられないことを、とても悩んでいたのでした。
ポプリのことをぬいぐるみだと思って、カワイイと抱きしめるいつき。そのことがきっかけで、ポプリは3人目のプリキュアがいつきだと感じます。さっそく、いつきの家に行くと言い出したポプリを、つぼみたちは必死に止めました。そして、まずはいつきが本当にプリキュアなのか確かめるため、こころの大樹とキュアムーンライトの夢を見たかを聞こうとします。でも、家を出た後を追ったつぼみたちは、いつもと違ったいつきの顔を見て、なかなか声をかけることができません。そのままついていくと、やがていつきは病院の中へと入っていきました。
ついに誕生した第3のプリキュア、キュアサンシャイン。その力は、いつきが武術の達人だったこともあって、強敵のデザトリアンさえも圧倒しました。そして、ついにシャイニータンバリンを取り出したサンシャインは、決め技『プリキュア・ゴールドフォルテバースト』で、デザトリアンを浄化して、お兄さんであるさつきのこころの花カモミールを取り返すことに成功します。無事、元に戻って勇気を取り戻すことができたさつきは、予定通り手術を受けることになりました。それを見守るいつきたち。そのとき、ポプリたち妖精が、こころの大樹が近くに来ていることに気がつきました。
お兄さんのさつきの体の具合もすっかり良くなって、いつきも大喜びです。そんなとき、つぼみとえりかがやって来ました。同じプリキュア同士として、お互いを名前で呼び合うようになる3人。さらに仲良くするため、つぼみとえりかはいつきをファッション部の合宿に誘います。お母さんとさつきにも勧められ、いつきはファッション部のみんなと一緒に、えりかのお母さんの車で浜辺の別荘へ合宿に向かいました。楽しそうにはしゃぐみんな。でも、いつきは生徒会長の自分がいては、みんなが楽しくないのでは？と、不安に思います。そこでえりかは、いつきのイメチェンを思いつきました。
不安な気持ちでファッション部の夏合宿に参加したいつきでしたが、イメチェンのおかげでみんなと仲良くなることができて、心の底からみんなとの時間を楽しんでいました。浜辺でみんなと水遊びを楽しむいつき。それを何故か、なおみだけがさみしそうな顔でながめていました。その後、別荘に戻って文化祭のファッションショーで発表するドレスのデザインを考えるファッション部のみんな。でも、なかなかいいアイディアが浮かんできません。そこで気分転換するため、別荘の裏にある池に咲いている水カンナという珍しい花を見に、みんなでお散歩へ行くことになりました。
つぼみたちは、おばあちゃんと一緒に電車で鎌倉までやって来ました。ここは以前につぼみ一家が暮らしていたところで、つぼみたちは夏休みに、以前住んでいた家へ泊まるために遊びに来たのです。その途中、みつるという男の子が現れました。みつるはつぼみの幼なじみです。小さいころからつぼみが困ったときには、よく助けてくれた仲のいいお友だちでした。でも、引越しのときにお別れを言えず、それっきりになっていたのです。それから山道を登って家へと到着したつぼみたちは、なつかしい家へとたどり着きました。ひとまず、前に住んでいたころのようにキレイにしようと、みんなはお掃除を始めます。
夏休みに入って学校はどこもお休み。こどもたちはみんな楽しそうに遊んでいます。これを利用して、コブラージャは砂漠の使徒の一大作戦を計画していました。そんなことをまったく知らず、えりかの家を訪ねていたつぼみといつき。部屋では、夏休みを毎日ダラダラと過ごしているえりかがいました。夜遅くまで遊び、朝ご飯にアイスを食べ、おしゃれもせずにいたのです。しかし、気がつけば夏休みももう終わり。えりかは夏休みの宿題をまだたくさん残していたのでした。でも、えりかは宿題を最後の1日で片づければいいと思っていたのです。訪ねてきたつぼみといつきに、えりかは遊びに行こうと誘いました。
教室でドレスをチクチクと縫っているつぼみ。たまたま通りかかったいつきがそれを不思議に思います。実は、自転車で京都から東京を旅してきたクラスメイトのゆうきが今日にも帰ってくるので、みんなで出迎えるため学校に集まっていたのでした。そして、そのゆうきのガンバりを見習って、つぼみも自分の力だけで自分のデザインしたドレスを作るという目標を立てていたのです。さらにつぼみは、ドレスに使った生地の残りで、ゆうきのためにメダルまで作りました。クラスのみんながゴールテープを用意するなか、ゆうきが自転車に乗って現れます。みんなは見事に目標をやり遂げたゆうきのもとに集まりました。
夏休みが終わって新学期が始まった。しかし、ポプリはいつきと離れたくないと、学校へ一緒に行きたいとダダをこねる、そんなポプリをつい叱ってしまういつき。だが、ポプリは、そのショックで家出してしまった！
またしても暴れるデザトリアンを浄化して、こころの花を取り戻したプリキュアたち。まさに絶好調といった感じのプリキュアたちに比べ、ゆりはいつもどこかさみしげな感じです。つぼみはそのことがとても気がかりでした。そして、秋の学園祭に向けて、ファッションショーを企画しているファッション部のみんなも盛り上がっています。絶対にショーを成功させるため、みんなはカリスマモデルのももかをゲストとして呼ぶことにしました。さらにつぼみの提案で、ゆりにもモデルとして出てもらうことにします。そこでつぼみ、えりか、いつきは、ももかとゆりにゲスト出演を頼むため、高等部に向かいました。
パワーアップしたデザトリアンに勝つことはできましたが、砂漠の使徒も強くなってきています。そこでつぼみたちは、おばあちゃんにプリキュアの力を高めるアイテムのことを聞きました。その名は『ハートキャッチミラージュ』。プリキュアの城『プリキュアパレス』にある伝説のアイテムです。でも、おばあちゃんは今のつぼみたちではまだ力不足だと言って、その場所を教えてくれませんでした。そこへゆりが現れ、つぼみたちにプリキュアパレスの場所を教えてくれるよう、おばあちゃんに一緒にお願いしてくれます。ゆりに説得され、おばあちゃんはようやくつぼみたちを植物園の奥にある入口へと案内しました。
つぼみたちは、ついに伝説のアイテムであるハートキャッチミラージュを手に入れた。その能力に、つぼみたちはゆりのプリキュア復活も夢ではないと思う。しかし、それを否定するゆり。その悲しい確信のうらには、妖精コロンとのつらい別れがあった…
コロンの魂の導きによって、ふたたびゆりはプリキュアに変身できるようになりました。ついにキュアムーンライトの復活です。ムーンライトにライバル心を燃やすダークプリキュアは怒り心頭、今度こそムーンライトを完全に倒してしまおうと攻撃してきました。でも、ムーンライトは前に負けたときとは違います。そのパワーはキュアブロッサム、キュアマリン、キュアサンシャイン3人がかりでも倒せなかったダークプリキュアを圧倒します。そこへサバーク博士の命令で、ダークプリキュアを助けにクモジャキーたちがやって来ました。クモジャキーたちも、ムーンライトを倒そうとやる気満々です。
明堂学園の学園祭まであと3日。みんな準備に大忙しです。えりかもファッション部が行うファッションショーの準備に大忙しで、あまりのことにパニックを起こしていました。いつきは生徒会長としての仕事がありますし、部員のみんなもクラスの出し物があって、ファッション部のことをあまり手伝えなかったからです。ただひとり、つぼみだけはそばにいましたが、ゆりに着てもらう服がまだ完成できずに大変でした。そしてついに学園祭まであと2日です。ようやく仕上がった服をゆりに合わせてもらおうと高等部に行ったつぼみですが、ゆりが見つからず学園中を捜しまわることになりました。
ついに明堂学園祭の日がやって来ました。学校の中はどこも人がいっぱいいて大にぎわいです。クラスのみんなもそれぞれのイベントに一生けんめいでした。ファッション部だってファッションショーの準備に大忙し、つぼみは緊張のあまりドジばかりしてしまいます。続いて、クラスでやっている喫茶室のお手伝いをするつぼみとえりかでしたが、お父さんやお母さんたちが来ていてビックリ。みんなにファッションショーを楽しみにしていると言われ、つぼみはますます緊張してしまいます。そこへいつきが現れ、ファッションショーがステージのラストを飾ることになったと言われて、さらにビックリしてしまいました。
学園祭も終わり、ホッとしたつぼみたちは植物園でお茶をしていました。みんなはノンビリと楽しい時間を過ごします。でも、突然何かが空から降って来ました。あわてて外へ出たつぼみたちの前に、デザトリアンとは違った怪物が現れます。怪物は目から怪光線を出して、花を枯らし、緑の大地を砂漠に変えました。それを見たつぼみたちはプリキュアに変身、怪物を止めようと挑んでいきます。しかし怪物には普通の攻撃が通用しません。そこでプリキュアは、一斉にフォルテウェイブを怪物に叩き込みます。その威力の前に怪物は消えてしまいました。そして、アンテナのような妙な形をしたものが後に残されます…
砂漠の使徒の支配者であるデューンが、砂漠の種・デザートデビルを地球に送りこんできました。この強敵より強くなるため、ハートキャッチミラージュが作り出したプリキュア最後の試練を受けたプリキュアたち。みんな無事に試練を乗り越えたかに思いましたが、キュアブロッサムだけがいまだに苦戦していました。試練を受けていたブロッサムは、少し前の自分である影の存在・ブロッサムミラージュから、引っ込み思案だったころの自分から変われないと言われてしまいます。そんなことはない、自分は変わることができたんだと言うブロッサムですが、ブロッサムミラージュに軽くあしらわれてしまうのでした。
プリキュアたちは最後の試練を乗り越え、ついにスーパーシルエットの力を手に入れました。こころの大樹も元気を取り戻し、シプレたち妖精も大喜びです。そこで妖精たちは、ガンバったプリキュアに何かプレゼントをしようと考えました。パートナーのえりかに何をすれば喜んでもらえるだろうか？と考えながら帰ってきたコフレでしたが、突然、えりかが大ピンチだと叫んでキュアマリンに変身します。砂漠の使徒が攻めてきたのかとおどろくコフレですが、マリンは部屋の片づけができなくて大騒ぎしていたのでした。しかも、デザトリアンを浄化するマリンタクトで、部屋をキレイにできないかと試そうとします。
今日もプリキュアに負けてしまったサソリーナ。その心に変化が生まれていました。プリキュアの聖なる光を浴びつづけたせいで、邪悪な心が薄れていたのです。ひとりでため息をつくサソリーナを、心配そうに見守るクモジャキーとコブラージャ。そのころ、いつきがプリキュアに専念するため、生徒会長をやめることをつぼみとえりかに伝えていました。今まで副会長だった一二三に、今度の選挙では自分の代わりに出てもらうことに決めたというのです。でも、一二三は生徒会長になれば女の子にモテるようになると有頂天になっていました。そのことをいつきに注意され、一二三は恥ずかしくなってしまいます。
つぼみたちとシプレたちが協力して、保育園で人形劇をやることになった。それもなんとシプレたち妖精がプリキュアの人形になりきるというもの。シプレたちのガンバりで人形劇は大好評。でも、おとなしかった園児たちも、それは人形劇の間だけで… 予告を見る
植物園でお花たちに水をあげるゆり。つぼみたちは思わずそのしぐさをマネしてしまいます。その理由は、ゆりみたいな大人の女性になりたいからでした。そんなとき、みんなは植物園の外で誰かがいる気配を感じます。でも、外へ出てみても誰もいません。その代わり、草むらに一通の封筒が落ちていました。思わずその封筒を拾ったつぼみたちはそれを見てビックリします。それはその封筒がラブレターだったからでした。はたして誰が誰に送ったものかわかりませんが、思わぬラブレターにつぼみたちはドキドキ。しかし、ゆりだけは興味なさそうに冷静で、晩ご飯を作るためと言って家に帰ってしまうのでした。
お母さんが具合が悪くなって入院したと聞いたつぼみは大あわてで病院に向かいました。同じく、大あわてて駆けつけたお父さんと一緒に病室に入ったつぼみでしたが、お母さんは入院したのに何故か元気そうです。不思議に思ったつぼみとお父さんに、お母さんは赤ちゃんができたことを伝えました。それを聞いたふたりはビックリしますが、すぐに大喜びします。そしてつぼみは、実家で休むことになったお母さんの代わりに、お花屋さんのお手伝いをすることになりました。お姉さんになることになったつぼみは大張りきりです。お母さんの代わりに朝ご飯まで作って、お花屋さんの開店準備に入りました。
いよいよクリスマスが近づいてきました。植物園のモミの木もキレイに飾りつけてクリスマスツリーに大変身。みんなも大はしゃぎです。そんなとき、クリスマスツリーを見ていたえりかが一枚の短冊に気づきました。それには、まるで七夕の短冊のように「プリキュアに会えますように」とお願いが書いてあります。お願いを書いたのは、お父さんが植物園に勤めているまゆかという女の子。そのまゆかの真剣な顔が気になったつぼみは翌日、まゆかのもとを訪ねます。そこでつぼみは、まゆかがみんなにクリスマスイブにプリキュアと会わせてあげるとウソをついているところを見てしまいました。
ついにプリキュアたちの前に、砂漠の王デューンが現れました。キュアフラワーを連れて行こうとするデューンに対して、キュアブロッサム、キュアマリン、キュアサンシャイン、キュアムーンライトは果敢に挑みます。でも、砂漠の使徒の支配者だけあってデューンは強敵でした。プリキュアたちは次々とその攻撃の前にはじき飛ばされ、変身がとけてしまいます。そして最後に残ったキュアフラワーも、デューンに倒されてしまいました。すかさず助けに入ったコッペも簡単に倒し、デューンは余裕の表情です。そこへサバーク博士が迎えにやって来て、デューンはおばあちゃんを連れ去ってどこかへ消えてしまいました。
おばあちゃんを助けるため、砂漠の使徒の本拠地である惑星城へと乗り込んだプリキュアたち。襲いかかるスナッキーの大軍をけ散らしていると、クモジャキーとコブラージャが目の前に立ちふさがりました。ここから先には一歩も進ませないと、クモジャキーとコブラージャは気合十分です。そこでキュアサンシャインとキュアマリンのふたりがここに残って、このふたりと決着をつけると言いました。キュアブロッサムとキュアムーンライトは、この場をマリンとサンシャインにまかせて先へと進みます。そうはさせないと、走り去るブロッサムとムーンライトに、クモジャキーとコブラージャは攻撃を仕掛けました。
最後の決着をつけようと激しくぶつかるムーンライトとダークプリキュア。そのころ、マリンとサンシャインはあまりにも多いスナッキーをやり過ごすため、変装して惑星城へと潜り込むことにした。そして、サバークの秘密がついに明かされた！
プリキュアが惑星城でガンバっているとき、地球にはデザートデビルたちがいっぱいいました。そんな状況をみんなは不安に思いますが、ケンジは自分たちがプリキュアを信じていれば大丈夫だと言って、ななみたちを励ましていたのです。そのころ、ダークプリキュアとの因縁に、ようやくキュアムーンライトは決着をつけることができました。キュアブロッサムも一安心です。ムーンライトはようやくお父さんの月影博士と再会できて大喜び。でも、月影博士の顔は沈んだままです。その理由を、月影博士が話し始めました。世界中のみんなが幸せになれるよう、こころの大樹を研究するためにフランスに行った月影博士。 でも、その研究はうまくいかず、心が弱ったところをデューンに狙われてしまいました。そしてサバーク博士にされてしまい、プリキュアを倒すため、ダークプリキュアを誕生させてしまったのです。ダークプリキュアは月影博士の娘であり、ゆりの妹だと言われ、ショックを受けるムーンライト。姉妹同士を戦わせてしまったことを月影博士は後悔していたのでした。月影博士に抱きしめられ、安心したダークプリキュアは今まで見せたことのないような笑顔を浮かべ、光となって消えていきます。その姿を見て、思わずみんなは悲しくなりました。そこへ、ついに砂漠の使徒の支配者であるデューンが姿を現します。 鋭い眼でデューンをにらむ月影博士。デューンは気にせず、月影博士を見下したように話します。怒り爆発の月影博士はデューンに向かって行きました。それに続いてムーンライトも月影博士を援護します。でも、怒りの心
プリキュア・ハートキャッチ・オーケストラがデューンにさく裂、これで砂漠の使徒もいなくなって、ようやく地球に平和が戻ってくるかと思われました。でも、デューンはまだ立ちあがってきます。しかも、今まで以上に憎しみの力を増幅させ、ついに地球と同じくらいにまで巨大な姿へと変身してしまいました。デューンの力の源は、憎しみや悲しみの心だったのです。怒りのデューンは、地球を壊そうと暴れ始めました。それを見たキュアブロッサム、キュアマリン、キュアサンシャイン、キュアムーンライトは地球を守るため、デューンを止めようとその前に立ちふさがります。いよいよ最後の決着のときでした。 デューンに対抗するには愛の力しかありません。ブロッサムは、今まで自分たちの愛で悲しみや憎しみの心を癒すことができなかったことをデューンに謝ります。そしてブロッサム、マリン、サンシャイン、ムーンライト、シプレ、コフレ、ポプリたちは、ハートキャッチミラージュの無現力をついに解放しました。宇宙に咲く大輪の花！無限の力と無限の愛を持つ星の瞳のプリキュア、無限シルエットの誕生です。デューンは無限プリキュアにパンチを浴びせますが、まったく効き目がありません。そして無限プリキュアは、愛の力を込めた最後の決め技『プリキュア・こぶしパンチ』をデューンにさく裂させるのでした。 砂漠の使徒がいなくなって、しばらくのときが経ちました。季節はもう夏です。無事、つぼみの妹、ふたばも生まれました。その可愛らしいふたばの姿を見て、えりかももうメロメロです。いつきも髪を伸ばし、女の子らし
