文禄2年(1593)、秀吉の側室・淀が秀吉の子、お拾(ひろい)を出産したことで、秀吉は朝鮮出兵を中止します。そのころ、利家の世話係をしていた侍女・千代保が利家の子を懐妊し、まつにも知らされます。同じころ、まつは五女を亡くし失意のどん底に。そこへ、利家からの文が届きます。秀吉が千代保を大坂に連れて行ってしまったので、連れ戻してきてほしいというのです。まつは大坂城へ行き、千代保を返してくれと頼みます。