主婦の田村のどか(佐藤玲)は夫の響一(渋江譲二)ととても仲が良く、傍から見れば何の問題もない夫婦のように見えた。のどかは響一と過ごす何気ない時間が大好きだったが、3年もセックスをしていない。以前、響一は浮気をしたことがあったが、のどかは響一が再び浮気しているのではないかと疑っていた。そんなある日、のどかは女性用風俗店「KIRAMEKI」に予約を入れる。セラピストのヤマト(瀬戸利樹)からのカウンセリングを受け、のどかは浮気性の夫と平等になりたいのか、性欲のためなのか考えてしまう。そして施術が始まり、夫以外の男に触れられて気持ちよさを感じていたのどかだが、彼女の頬には涙が…。施術後、のどかは響一との関係をヤマトに話し始める。
ヤマト(瀬戸利樹)は女性用風俗店「KIRAMEKI」の事務所へ向かう途中、何者かにつけられている気配を感じる。振り返っても誰もおらず、鈴の音が小さく聞こえるだけ。後日、ヤマトが新規客との待ち合わせに向かうと、鈴の音のあとに依子(横山めぐみ)が現れ「会いたかった」と抱きつかれる。依子は新規客だが、まるで以前会ったことがあるかのような話し方をするのでヤマトが理由を尋ねると、ヤマトが事故で亡くなった夫とそっくりなのだと言われる。知り合いから夫と瓜二つの男性を見かけたと連絡を受けた依子は、見かけた場所に何度か通ってヤマトを見つけ、仕事のことも知ったのだという。依子の話を聞いたヤマトは、このあとの残りの時間を夫だと思って過ごしてほしいと伝える。