ある夜、一人の少女がこの世界に降り立った。彼女の名はティアラ。彼女は故郷、魔法世界ガーディアンワールドの魔法力の源であるヨルドの座を奪ってこの地に逃亡した、かつての恋人・華月を探し出す使命を受けて、この世界へとやってきたのだった。しかし、やっと出会えた華月の側には、昔のティアラの恋敵・レナの姿があった。今ここに、ヨルドの座をめぐって、ティアラ、レナの戦いが幕を開けた!!
レナとの戦いの中、ついにバトルモードに変身したティアラ。両者の激しい激突はどちらかが死ぬまで続くかの様相を呈したその時、かつてのティアラの恋人・華月は自らの中和能力によって二人を止める。再会の想いに浸る間もなく、ヨルドの座の返還を華月に詰め寄るティアラ。だが、華月は冷たく拒絶する。
遂に、絵画に姿を変えたヨルドの座を見つけたティアラ。しかし、その内部に引き込まれヨルドの座の精神的攻撃を受ける。華月に救い出されるが、彼は能力を使い果たし憔悴しきってしまう。愛する華月や紗羅を苦しめている現実を前にヨルドの座奪回という任務と二人への想いとの板ばさみとなり、独り思い悩むティアラ。そんな彼女に優しく手を差し伸べるジャポロ……。その時突然、二人へ襲いかかるクリーチャー達。更に華月やレナを取り込み、街をも飲み込みはじめた巨大な魔法フィールドが出現する。今、ヨルドの座がその強大な力を解放し始めたのだ。事態を恐れたティアラ達は、フィールド内部へと侵入するが……!!
突如、ティアラの前に姿を現した紗羅。しかし、その紗羅がヨルドの座の真実の姿だったのだ。「あなたが何者であれ、私の気持ちは変わらない！」バトルモードに変身したティアラは紗羅であるヨルドの座をガーディアンワールドに連れ戻すため、戦いを挑むがヨルドの座の強大な魔力の前に次第に憔悴していく。「ティアラ、もう少し遊びましょう！」ティアラの眼前に現れたのは変わり果てた華月の姿だった！ ティアラは愛する華月と戦わなくてはならないのか!? 遂に運命の呪文がティアラに下される!!
ガーディアンワールド。それは強大な力ヨルドの座によって支えられた魔法の世界。その世界の少女、ティアラは薄暗き空間の中で、術師達と共に召喚の儀式を行っていた。妖しく光る魔法陣の中、彼女のパートナーとして召喚された異形の少年グラムは、見知らぬ世界に怯えティアラを拒否する。とまどうティアラ。しかし、幼なじみの紗羅、そして、華月たちの励ましにより、グラムを真のパートナーとする契約を成就させようとする。だが、そんなある日、自分の中にある凶々しい影の存在に気付いたティアラは恐怖に捕らわれ、自分の殻にとじこもってしまう。果たしてティアラはこの試練を乗り越えられるのか？
召還の儀式、そして厳しい修行を経て、初めてのパートナー、グラムを使いこなせるようになったティアラ。だが、グラムはしばしばティアラの手を離れて暴走してしまい、その責任はティアラに課せられる。ただティアラを守りたいがための暴走が、逆に苦しめる結果になってしまうことを、グラムはひたすら後悔するのだが……。一方、紗羅が消えてしまった後の華月も、徐々に変わり始めていた。ティアラは少しでも華月の力になろうとするのだが、中和者の掟に忠実な華月は、決して口を開こうとはしなかった。そんな中、ガーディアンワールドの祭がやって来る。華月は祭の夜、ある重大な決意をする。
