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All Seasons

Season 1

  • S01E01 第一話「右腕の傷」

    • October 16, 2006
    • YTV (JP)

    夜の烏森学園。結界師の墨村良守は結界術を操り、妖(あやかし)を追い詰める。 傍らには墨村家付きの妖犬の斑尾。が、寸前のところで同じく結界師の雪村時音、 妖犬の白尾に獲物を横取りされてしまう。この後、妖が自由になってしまい、 良守がトドメを刺す事に。 翌日、良守が結界術の修行をしていると、墨村家21代目の当主で祖父の繁守が様子を窺いにやってくる。繁守は結界術の基本をしっかりやれと命じ、烏森の地を妖から守る事が墨村家の家業だと自覚のない良守に釘を刺す。良守の手のひらには間流結界術正統継承者の証、方印があり、そのために繁守は兄弟の中でも特に良守に対して厳しいのだ。 良守が家の外に出て泣いていると、隣に住む時音が嫌ならやめればと声をかけてくる。2歳上の時音は良守と違い、結界師の仕事に誇りを持っているのだ。 2人が話す姿を見つけた雪村家21代当主で祖母の雪村時子は墨村家の男と口を聞くなと時音に注意。すると、繁守が出てきて時子に食って掛かり、2人は言い争いを始める。間流結界術の開祖、間時守が子を成さなかったため、弟子だった墨村家と雪村家はどちらが正統な継承者なのか、400年前から争い続けているのだ。 夜、良守は父親の修史、弟の利守、繁守と夕食を囲んでいたが、妖の気配を感じて外へ出て行く。良守と斑尾が烏森学園に向かうと、すでに時音と白尾が妖退治に来ていた。時音はつまらなそうな顔をする良守に文句を言い、妖を探しに向かう。良守は修行を始める前の時音と仲が良かった頃を回想。良守は昔のように時音と仲良くしたいのだ。この後、良守と斑尾は池にかかっ

  • S01E02 第二話「良守と時音」

    • October 16, 2006
    • YTV (JP)

    妖退治をした翌朝、良守が家を出ると隣の時音とバッタリ会う。中等部と高等部は同じ敷地にあるため、通学路は同じだが、時音は良守に話しかけるなと冷たい態度を取る。時音は逃げるように学校へ向かうが、良守もその後をついていく。そんな2人の姿を良守の級友の田端ヒロムが見つめる。良守は授業中も休み時間も昼寝ばかり。そんな良守に田端は時音の事をいろいろ訊ねる。時音は一部の男子の間で人気があるという。授業中でも時音はスラスラと問題を解き、級友の川上きららに憧れの眼差しを向けられるが、篠原真桜からは優等生ゆえ嫌味を言われる。 放課後、帰宅した良守はかねてから計画していたお菓子の城を作り始める。だが、すぐに繁守に文句を言われて2人は口論に。この後、良守は庭に出て昔の事を回想する。以前、良守は時音がお菓子のお城を食べたがっていると知り、ようかんの姫路城を作ってあげた事があった。だが、時音が食べたがっていたのはケーキでできた西洋のお城。以来、良守はいつか時音のためにお菓子の城を作ろうと計画しているのだ。 夜、烏森の地に妖が進入する。それを察知した良守は斑尾と共に烏森学園へ向かうが、時音と白尾は先に到着していた。時音と白尾に嫌味を言われた良守は対抗心をむき出しにして妖を探し始める。そして、良守のミスで一度は逃げられたものの、時音は校舎そばで妖・土蝦蟇を発見。だが、土蝦蟇に岩を撃ち込まれ、時音は防戦一方になってしまう。良守はその様子を離れた場所から眺め、草履をスニーカーに履き替える。 そして、良守は時音の元へ駆けつけると、追い込まれた時音を援

  • S01E03 第三話「美しき鬼使い」

    • October 23, 2006
    • YTV (JP)

    授業中、時音はやさしかった亡き父、時雄の事を思い出す。そして学校が終わった後、雪村家に異能者の自治組織、裏会の使いとして春日夜未が訪ねてくる。夜未の任務は極秘だが、実地調査のようなものらしい。そんな夜未を雪村家がしばらく世話する事に。夜未は時雄に世話になったと昔の事を時音に語り出す。だが、時音の胸中は複雑だった。結界師だった時雄が妖との闘いの末に亡くなった日の事を思い出してしまったのだ。 その夜、烏森学園を警護する良守と時音は妖の気配を感じる。間もなく邪気は消えるが、その直後に夜未が上から落ちてくる。夜未はしまったという表情を浮かべ、実地調査の対象が烏森の地だと時音らに明かす。先ほどの異変は夜未の仕業らしい。 そして、夜未は良守にあいさつし、良守が正守の弟と気付いて興奮する。この後、3人でお茶を飲んだ際、夜未はまた時雄の事を話し始める。良守は困った表情の時音を見て、気持ちを察する…。 次の日の夜、良守が烏森学園に行くと、すでに夜未が来ていた。良守は時音の前で時雄の話をするのはやめてほしいと夜未に頼む。時音が辛い事も思い出してしまうからだ。その頃、時音は家から天穴がなくなっている事に気付き、夜未を疑う。学園では、夜未が良守のやさしさを甘いと呆れる。そして、薬を飲まされた良守が倒れると、夜未はヨキに合図を送り、ヨキが地鳴りと共に地面から姿を現す。この後、駆けつけた時音は夜未の作った落とし穴に落下。ヨキは呪力除けの岩で穴を塞いでしまう。鬼使いの夜未は烏森の地を乗っ取る計画だったのだ。同時に夜未は烏森でヨキの力も強くしよ

  • S01E04 第四話「彼女の大事なもの」

    • October 30, 2006
    • YTV (JP)

    縛られていた良守は結界を使って自由になるとヨキへの攻撃を開始。良守は結界でヨキの足をちぎり、踏み潰されそうだった時音を助ける。時音は良守にヨキの相手をするように指示し、その隙に時音が夜未を捕える事に。ヨキは回復力が格段に上がり、ちぎれた足が完全に再生する。この後、良守は指示通りにヨキを攻撃。ヨキは体勢を崩し、ヨキの肩の上にいた夜未は放り出されて梢に落ちる。その瞬間、時音は夜未の体を押さえ込む。だが、夜未は鬼使い。言葉を発さずにヨキに助けてもらう。良守は烏森の地から出ていってくれと夜未に頼む。すると、夜未は生まれながらに力を与えられた良守への憎しみで顔を歪める。夜未もヨキも力がないため、周囲に認めてもらえないという苦い経験をしているのだ。この後、烏森の力で急激に進化していったヨキは夜未との契約を破棄し、夜未の言う事を聞かなくなる。夜未はヨキが自分を必要としない事に衝撃を受けて茫然となる。 その頃、時子は裏会の白道、黄道と共に烏森学園へ向かい、繁守もそれに並走する。良守は夜未を時音に託し、暴走するヨキに向かおうとする。すると、夜未が進化するヨキの邪魔をしないで欲しいと頼む。良守は殺すつもりはないと夜未に説明し、ヨキとの闘いを再開。良守は人のサイズになり、スピードが上がったヨキに手間取る。この後、良守はヨキを結界で囲む事に成功するが、ヨキは体を巨大化させ、結界を破ろうとする。 その時、白道が現れてヨキを真っ二つに切り裂く。黄道、時子、繁守も学園に駆けつける。体を再生しようとするヨキに対し、今度は黄道が攻撃。炎の球を放ち

  • S01E05 第五話「お菓子な人間霊」

    • November 6, 2006
    • YTV (JP)

    良守は家でケーキのお城作りに励むが、繁守に邪魔される。その夜、烏森学園に妖の毛鞠が出現。良守はケーキ作りの事ばかり考えて妖退治がおろそかになる。そんな良守に時音は呆れる。翌朝、良守は学園の昇降口前で生徒たちに話しかけるパティシエの人間霊に気付く。良守が話しかけると、パティシエは自分が死んだ事に気付いていない様子。良守は成仏できないパティシエにマザーがいる迷える霊たちの相談所の場所を教える。 放課後、良守はケーキ店の前でパティシエの霊と再び遭遇。パティシエはマザーに会った後、自分が死んだ事に気付いたという。良守は魔性に変化する危険があるため、学園に近づくなとパティシエに忠告。この後、良守は霊がケーキを作るパティシエと知り、公園でケーキ作りのアドバイスを受ける。そして、良守がお菓子の城を食べさせたい人がいるとパティシエに明かすと、ちょうど時音が現れる。時音は霊と仲良く話す良守に注意する。 夜、パティシエは無意識の内に学園の前へ。自宅にいた良守は邪気のない者が魔性へと変化する気配を察知する。そして、良守と時音は学園の校門付近でパティシエを発見。だが、邪悪な気配を感じるのは校舎の中からだった。この後、時音らは教室で右手が巨大なハサミになった人間霊を発見する。その霊はリストラ直後に交通事故に遭った村上正直、48歳。村上はハサミを振りかざすが、良守はそれを結界で囲む。良守はハサミを滅すると、外へ出ろと村上に命令。続けて、良守は愚痴をこぼす村上に迷える霊たちの相談所を教え、村上は敷地の外へと飛んでいく。パティシエは大切にしていた

  • S01E06 第六話「烏森の宵桜」

    • November 13, 2006
    • YTV (JP)

    良守のクラスメイト、神田百合奈は登校中に目が合った女子学生に微笑まれる。だが、百合奈は誰だかわからず、ボーッとして車に轢かれそうになる。そんな百合奈をキョーコが注意。先週、ここで交通事故があったばかりだという。この後、学校の狂い桜が話題に上がり、百合奈とキョーコ、アヤノは教室から満開の桜を眺める。百合奈は桜の下で先程の女子学生と良守が話す姿を見つけるが、周りの人は女子学生の姿に気付かない。この状況から百合奈は女子学生が霊だと察して青ざめる。百合奈には霊感があるのだ。 授業中、百合奈は霊と話していた良守が気になって仕方がない。当の良守は後ろの席で熟睡している。そこへ女子学生の霊が現れる。良守は授業が終わると、霊を連れて屋上へ行き、霊たちの相談所へ行けと説得。良守は言う事を聞かない霊に声を荒げ、その様子を盗み見ていた百合奈は驚く。この後、百合奈とキョーコ、アヤノは桜を見に行く。だが、高等部の生徒が桜の周りを占領していたため、百合奈らは深夜12時に集まって夜桜を見物しようと話し合う。話を聞いていた良守は百合奈らに夜の学校は危ないと注意する。 夜、良守は斑尾を連れて烏森学園へ向かう。その頃、百合奈は集合時間よりも早めに学園に到着。この後、学園に着いた良守は百合奈たちが入れないように門のところに印を結ぶ。しかし、百合奈はすでに学園の中に入っていた。百合奈は桜の木へ近づき、黒髪に腕だけの妖を発見する。そこへ現れた良守は百合奈に掴みかかろうとする妖を結界で滅する。良守と時音は百合奈を帰らせようとするが、その矢先に別の妖を感知する

  • S01E07 第七話「最高のケーキ!」

    • November 20, 2006
    • YTV (JP)

    良守はパティシエの霊に教わりながらケーキを作る。良守は霊からケーキの事が聞けて嬉しい反面、未だに成仏できない事を心配する。夕方、良守はニコニコ心霊相談所へ行き、パティシエの霊の事をマザーに相談。良守とマザーは成仏できない理由を探るため、霊が勤めていたケーキ店を訪ねる。そして店の主人から話を聞き、霊の素性が判明する…。 霊はちくわで有名な月地ヶ岡食品の御曹司、月地ヶ岡真彦。主人の話から生前、真彦が弟を気にしていた事がわかる。真彦と弟は幼い頃に両親を亡くし、月地ヶ岡食品を営む叔父夫婦に引き取られたという。翌朝、良守は弟に会おうと真彦を説得。良守は嫌がる真彦に念糸を巻きつけ、マザーと執事の星川と合流する。マザーの調査によれば、弟の月地ヶ岡俊彦は近くにある月地ヶ岡食品の支社長に就任。社長になるのも近いらしい。 この後、良守らはマザーの車で俊彦の尾行を開始する。尾行中、真彦は俊彦に会わす顔がないと告白。真彦は継ぐはずの会社を俊彦に押しつけ、パティシエになったという。そして、仕事を終えた俊彦は真彦の事故現場へ。そこで良守とマザーは俊彦に声をかけ、真彦が成仏できない事を明かす。だが、俊彦は信じようとしない。結局、俊彦は明日の4時に事故現場で再会する事を約束。その時、真彦の霊がいる証拠を見せてほしいという。 良守らは、真彦が俊彦のために昔作ったケーキをもう一度作り、証拠として見せる事に。そして翌日、良守は真彦の話を聞きながらケーキ作りを始める。だが、なかなか当時の味を再現できない。そのケーキは両親が亡くなって元気のない俊彦を励ま

  • S01E08 第八話「良守な日々」

    • November 27, 2006
    • YTV (JP)

    修行に励む良守は庭にある大岩を結界で数秒間持ち上げる。そこへ現れた繁守は、口では厳しい事を言うが、内心では大岩を数秒でも持ち上げた良守の実力を認める。夜、道場での修業を終えた良守は斑尾と烏森学園へ向かい、途中で時音、白尾と合流する。学園に到着後、斑尾は妖の軌跡を発見。良守は妖の後を追うが、転んで見失ってしまう。だが、良守は行く手を阻む壁となる結界を作り、氷柱を背にした狐の妖、氷渡が姿を現す。 氷渡は無数の鋭利な氷片を放つが、良守は結界でそれを防ぐ。すると氷渡は氷柱弾を発射。氷柱弾は結界を突き破るが、良守は間一髪のところで避ける。この後、氷渡は逃げ去り、良守はその後を追いかける。時音は待ち伏せして氷渡を結界で捕えるが、氷渡は結界を破ってプールへ逃げ込む。良守は次々と結界を滅し、氷渡を怒らせてプールからおびき出す。氷渡が姿を現すと、時音はクナイで攻撃。だが、逆に時音は足を凍らされてしまう。 良守は身動きできない時音を守るように前に立ち、変形した3重の結界で自分と時音を囲む。しかし、氷渡は特大の氷柱弾を放ち、第1、第2の結界を打ち砕く。良守は咄嗟にもう1つの結界を内側に作り、そのおかげで氷柱弾は僅かに軌道がずれて後方へ飛んでいく。だが、氷渡はさらに巨大な氷柱弾を用意。このままでは勝てないと考えた時音は、良守の手の甲に自分の手を重ねる。時音は良守との連携で氷渡を倒そうとしているのだ。 だが、時音と密着した事で良守は緊張し、2人の呼吸は合わない。その時、良守は時音の手にある古傷を見て冷静さを取り戻す。そして2人の呼吸がシン

  • S01E09 第九話「危険な高校教師」

    • December 4, 2006
    • YTV (JP)

    中等部の教室では、熟睡中の良守を百合奈とキョーコ、アヤノが見つめている。百合奈は霊と話せる良守が気になるが、キョーコとアヤノは百合奈が良守の事を好きだと勘違いする。百合奈は霊能関係の事が言い出せず、2人の誤解を解く事ができない。そして休み時間、百合奈は校舎から校舎裏を眺め、そこで時音のクラスメイト、真桜と三能先生が話す姿に気付く。その時、百合奈は三能の背中から沸きあがる黒い影を目撃する。 百合奈は良守を屋上へ呼び出し、霊を見ない方法を相談する。その時、百合奈は変な男を見たと言って校舎裏に目を向ける。と、そこには倒れた女生徒の姿。良守は時音だと思い、急いで校舎裏へ向かうが女生徒は真桜だった。良守は時音に注意を促すため、高等部へ。そこで良守は親しげに話す時音と三能を見かける。三能は放課後に会おうと時音を誘う。怒った良守は小さな結界を作り、三能を転ばせようとするが、結界は消し飛ばされる。 三能が誰だかわからない良守は教室に戻ると、学園事情に詳しい田端から情報収集。田端によれば、高等部の英語教師が産休に入り、三能たつみという新任が来たという。その頃、三能は高等部の不良たちと校舎裏へ。自分の女にちょっかいを出された不良と仲間が腹を立てて三能を呼び出したのだ。だが、キレる寸前の不良たちに囲まれた三能は怯むどころか、邪気を放ち始める…。夜、良守は怪しい三能と親しくする時音を心配する。 この後、烏森学園に向かう良守と時音は普段と違う異変を感じ取る。そして学園には背中に3匹の白蛇をまとった三能の姿。良守と同様、時音も三能は普通の人

  • S01E10 第十話「式神チョコバトル」

    • January 15, 2007
    • YTV (JP)

    夜の烏森学園で良守は試作ケーキを時音に食べさせる。だが、時音は結界術の修行をしなとケーキに夢中な良守を一刀両断。良守は時音の言葉にショックを受ける。翌日、修史は落ち込む良守を元気付けるため、最高のケーキの事を教える。修史は小説への情熱を失った時、妻の守美子が買ってきたケーキを食べて元気になったという。修史と良守はそのケーキを食べに行くため、翌日の午後5時に駅前で待ち合わせる事に。 しかし、良守が待つ駅前に来たのは弟の利守。修史は小説の締め切りに追われ、代わりに利守が来たという。利守は修史に教わったお店、キャッスルシャトーベルクの裏口に良守を案内。ここで、幻のチョコレートケーキの購入整理券が配られるのだ。だが、整理券を配布するのは明日の午前5時、7人のみと判明。結界師の仕事で並ぶ事が困難な良守は、ラテン系貴公子風の式神Rを形成して並ばせる。 そして深夜、烏森学園に妖、火土竜が出現。良守は式神の形成で体力が低下し、火土竜に翻弄される。その頃、式神Rが並ぶ店にガラの悪い3人組が現れる。3人組は並ぶ客を脅してズル込みしたため、式神Rが注意。逆恨みした3人組は式神Rに襲い掛かる。だが、良守から危険が迫ったら全てを蹴散らすように命令されていた式神Rは、回転して3人を吹き飛ばしてしまう。丁度、その頃に良守も火土竜を滅する事に成功する。 戦闘後、良守は体力が尽き、その場に倒れこむ。時音は良守を心配するが、すぐに良守がケーキの整理券を確保するために式神を使っていた事が発覚。時音は良守に呆れ、口も聞きたくないと激怒して去っていく。 翌日、

  • S01E11 第十一話「鋼夜と斑尾」

    • January 22, 2007
    • YTV (JP)

    夜の烏森学園に魔界のプリンスを名乗る骨太郎が現れる。最初は威勢が良かった骨太郎だったが、良守の攻撃を受けるとビビってしまう。良守は逃げ出す骨太郎に念糸を巻きつける。さらに良守と時音は仲間のウホ助と長尾も結界で囲んで捕える。その直後、良守はただならぬ様子で闇に向かって唸る斑尾に気付く。そして、闇から骨太郎らのボスで化け犬の鋼夜が姿を現す。鋼夜は斑尾の事を銀露と呼び、人間と行動する斑尾をバカにする。 頭には深い因縁があり、再会するのは400年ぶり。2頭の関係を知る白尾は手出しせずに行方を見守る事に。斑尾は鋼夜が人間を嫌っている事を良守に明かし、鋼夜と同じ山で育った頃を振り返る…。当時、銀露(斑尾)と鋼夜は山で一緒に暮らしていたが、山は人間に荒らされてしまう。銀露らは別の山に行く事を余儀なくされるが、どの山も状況は同じ。結局、銀露は飢え死にしてしまい、鋼夜は人間に殺されてしまったという。 鋼夜は再び組もうと提案するが斑尾はそれを断る。実は当時、銀露は鋼夜を裏切っていた。死後、2頭は成仏できずに化け犬として山で暮らしていたが、銀露は退治に来た間 時守に一目惚れ。銀露は時守に仕えるようになり、鋼夜と袂を分かつ事になったという。この後、骨太郎とウホ助が話をする良守らの隙をついて奇襲攻撃。だが、良守は骨太郎らを簡単に捕獲する。すると、鋼夜は役立たずの骨太郎らを見放し、尻尾でウホ助を攻撃する。 そして鋼夜は大きな姿に変化し始め、臨戦態勢をとる。斑尾はやさしい良守では勝てないと判断し、自分で始末をつけると決意。斑尾は封印を解くため、首

  • S01E12 第十二話「妖犬斑尾封印」

    • January 29, 2007
    • YTV (JP)

    互いに尻尾で貫きあった斑尾と鋼夜。この後、斑尾だけが倒れ、勝負あったかに思えたが、その直後に鋼夜も倒れる。斑尾が刺した毒の針が鉄鋼に効いてきたのだ。しかし、鋼夜は烏森の力を借りて変化し始める。良守は倒れ込んだ斑尾に対し、勝手に死ぬなと自分なりの言葉で檄を飛ばす。良守に励まされ、斑尾は何とか立ち上がるが、その間にも鋼夜は変化し続け、復活を遂げようとしている。 斑尾は鋼夜を一撃で仕留める作戦を立て、良守が1秒でも長く鋼夜の攻撃を止める事に。この後、鋼夜は全身から妖気を放ち、完全に復活してしまう。だが、全てを計算していた良守は印を結び、鋼夜の尻尾に結界をねじるように絡み付ける。その瞬間、斑尾の尻尾が鋼夜の胸を背中から貫く。倒れた鋼夜はとどめを刺せと斑尾に言い放つ。 骨太郎、ウホ助、長尾はそんな鋼夜を心配して助けに入る。だが、鋼夜は仲間づらするなと言って、骨太郎らを追い払おうとする。ボスの命令は絶対と教えられた骨太郎らは鋼夜に従い、寂しそうに烏森を去っていく。人間の手にかかりたくない鋼夜は、斑尾にとどめを刺せと頼む。烏森の力で妖気を立ち上がらせた斑尾は、尻尾を鋼夜に突き立てる。 この後、良守が鋼夜の死体を滅すると、時音は数珠玉を良守に投げ渡し、斑尾を封印するように指示を出す。時音は烏森の力で斑尾が変化するのを恐れているのだ。だが、斑尾は既に妖の本性を剥き出しにして良守を襲おうとする。良守は時音に封印の方法を教わり、斑尾を封印しようとする。だが、斑尾は大暴れして必死に抵抗する。白尾は何も知らずに封印を解いた良守に激怒した後、

  • S01E13 第十三話「夜行の頭領正守登場」

    • February 5, 2007
    • YTV (JP)

    裏会総本部に正守と夜未の姿。正守は自分の下で働くようにと夜未を説得する。夜未が不服そうな態度を見せると、正守は小さなヨキを返すと持ちかけ、強引に承諾させる。この後、正守は白道から烏森を組織的に狙う連中がいると報告を受ける。一方、烏森学園では良守が暇を持て余し、結界術の訓練を始める。良守は応用した術を使おうとするが失敗。時音は結界術の指南書を読んでいないのに応用した術はできないと良守をバカにする。 日曜日、良守は指南書を見つけ出そうと倉の中を物色。そして、黒っぽい巻物の山の中に桐の箱を発見する。良守は箱に入っていた金色の巻物を持ち出し、部屋で読もうとする。だが、良守はすぐに爆睡してしまう。繁守は巻物にヨダレを垂らした良守に激怒する。実はこの巻物は正統継承者のみ読む事が許される秘伝の書。良守は夕飯抜きにされ、1人道場で反省する事に。すると、利守が良守のために食事を道場に運んでくる。 そして良守は利守との会話をきっかけに正守との確執を思い出す…。当時6歳の良守は道場にいる繁守と正守の話を盗み聞きしてしまう。繁守は秘伝書を読みたがる正守に正統継承者しか読めない事を諭していた。この後、良守は妖の気配を感じて烏森学園へ。良守、時音らは異臭を放つ妖を探すが、見つけ出す事ができない。その頃、正守も烏森学園にいた。正守は黒姫を使って妖、蠍鎌を見つけ出すが、手出しせずに良守の出方を窺う事に。 そんな折、時音が体育館の影にいる蠍鎌を発見。時音は蠍鎌を退治しようとするが、蠍鎌に背後を取られ、劣勢に立たされる。すると、良守が間一髪のところ

  • S01E14 第十四話「正守のたくらみ」

    • February 12, 2007
    • YTV (JP)

    昼の烏森学園。授業の後、田端と市ヶ谷は良守に帰郷中の兄、正守の事を質問する。だが、2人が正守を褒めると良守は不機嫌になる。この後、良守が帰宅すると、正守はうれしそうに話しかけてくる。そして、他愛のない話が一段落すると、正守はもっと考えて行動しろと良守の戦い方を批判。さらに正守は正統継承者の自覚を持てと良守に忠告する。 夜、良守と時音は警護のため、烏森学園へ向かう。良守は妖の気配を感じるが姿を見つけ出せずにいた。この後、地面から大木が次々に生えてきて、校庭全域を森の妖が飲み込む。そんな中、正守は上空に作った結界から校庭の様子を静観。斑尾は植物系の妖に意思がないため、誰かが仕掛けたと訝しがる。良守は植物系の妖の出現に動揺しながらも攻撃を開始。良守は1本の木を結界で滅するが、すぐに同じ場所から木が生えてきてしまう。 時音は再び攻撃を仕掛けようとする良守を制止し、やり方を考えるように指示。良守は正守と同じような指摘を時音から受けて冷静さを失う。そして、良守は時音の指示を無視して妖への攻撃を再開。その間にも木々の葉は増殖を続ける。実は、この森の妖を仕掛けたのは正守。正守は良守の実力、そして烏森の力を確かめようとしているのだ。 この後、1本の木を滅した時音はある法則に気付く。森の妖は根を潰せば再生できないのだ。その時、良守が時音を呼びに来る。良守は枝に生った毒々しい実を発見したのだ。その実は爆発すると、種子が四方八方に弾け飛ぶ。地面に落ちた種子からは触手のような芽が出て、芽は近くの木に巻き付いていく。妖が進化を続けるため、時

  • S01E15 第十五話「良守の野望」

    • February 19, 2007
    • YTV (JP)

    バックドラフト作戦で森の妖を退治した良守。だが、繁守は烏森学園の校庭を焼け野原にした事に激怒し、正守も無茶なやり方に呆れ果てる。さらに繁守は無茶を続けていけば、いつか周りに甚大な被害を及ぼすと良守に忠告する。翌日、良守は授業中に改めて繁守に言われた事を考える。夕方、正守は烏森学園へ向かうが、烏森を組織的に狙う連中がいるという白道の言葉を思い出して入るのを躊躇。正守は結界を作り、学園の上空へ向かう。 夜、良守と時音は烏森学園へ。その頃、町外れでは法力札を取り出す監視者の姿。法力札はカラスに変化すると夜空へと飛び立って行く。そして、良守と時音が烏森の地について話している頃、上空にいる正守の近くを黒い影が過ぎる。黒い影の正体はカラスで、正守が結界で囲むとカラスは法力札に戻ってしまう。奇妙な法印がされた式神に驚いた正守は誰の仕業かと思案を巡らせ、ようやく白道の話が本当だったと確信する。 この後、上空にいる正守を見つけた良守は、結界を作って正守の方へ上がっていく。そして同じ高さになると、良守はいつか必ず烏森の地を永遠に封印するという考えた末に辿り着いた決意を正守に打ち明ける。すると正守はやってみろと良守を促す。反対されると思っていた良守は、正守の言葉に拍子抜けしてしまう。だが、烏森の謎に触れる事は400年の間、禁忌されてきた事。正守はそれだけ良守に伝え、その場を去っていく。 さらに上空へと上がった正守は、烏森を偵察する犯人を見つけ出すため、町全体を調べろと黒姫に指示。校庭では、時音が妖の紅百足を退治しながら黒姫の闇の波紋を感じ

  • S01E16 第十六話「無色沼のウロ様」

    • February 26, 2007
    • YTV (JP)

    自宅でケーキ作りに励む良守は、食器棚から皿を取ろうとして繁守が大事にする茶碗を割ってしまう。良守は間流修復術を思いつき、式神を使って茶碗をくっつけようとするがうまくできない。繁守はそんな良守に激怒し、烏森以外で修復術を使うなと厳しく注意する。別の日、烏森学園では、百合奈が塀の上にいるウロ様を見かける。この後、生徒たちの弁当のおかずがなくなる奇妙な現象が起こり、時音、良守も何者かの存在に気付く。 時音は中等部の異変を心配して廊下を覗き、百合奈とバッタリ会う。時音は霊感がある百合奈に変なモノを見たかと質問。百合奈はウロ様を見かけた塀へと時音を案内するが、既にそこには誰の姿もなかった。この後、良守はおかずを食べるウロ様を発見。良守はウロ様と側近の豆蔵に烏森から出て行けと忠告した後、昼寝してしまう。 夕方、豆蔵は目覚めた良守にウロ様が結界師を捜していた事を告げる。良守が自宅に案内すると、繁守はウロ様をご馳走で持て成す。その頃、雪村家でも時音と時子がウロ様の話題を話す。繁守によれば、ウロ様は烏森の土地神で、いつもは隣町の無色沼に棲んでいるという。ウロ様の寝床の調子が悪くなったら、修復術を使って直すのが結界師のしきたり。繁守も50年前に一度こなしたらしく、今回は良守に寝床を直すように命じる。 繁守の指示で、寝床直しは翌日決行する事に。この後、良守はウロ様にドーナツを振舞い、烏森について訊ねる。ウロ様は烏森の森について語り始めるが、話の途中で寝てしまう。夜、良守は烏森学園を警護しながらウロ様の言葉を思い出す。そこへやってきた時音は

  • S01E17 第十七話「それは神の領域」

    • March 5, 2007
    • YTV (JP)

    良守は無色沼の穴に飛び込み、ウロ様の寝床へ向かう。途中で気を失った良守はウロ様の空間で目を覚まし、手のひらの文字に気付く。神の領域では、訳がわからなくなって帰ってこられない人もいるため、左手には繁守がやるべき事を書き、右手には良守が忘れたくない事を書いていたのだ。この後、良守は豆蔵との会話で50年前に修復にやってきたのは繁守ではなく、時子だった事を知る。 その頃、無色沼の岸辺では、繁守が50年前を回想。繁守はつなぎ役として岸辺に残り、修復へ向かう時子を激励して送り出した当時を思い出す。ウロ様の空間では、もたつく良守に豆蔵が作業を促す。良守は神の領域で呪具を見つけると、修復に取り掛かり、以前よりも大きな寝床にして作業を終える。豆蔵は修復を終えた良守にすぐに帰れと命令。良守は虚空の穴に吸い込まれる感覚に襲われるが、聞きたい事があると言ってウロ様に近づく。 良守は帰れと命じる豆蔵を無視し、烏森の地についてウロ様に質問。良守が守りたい人のために知りたいと懇願すると、ウロ様は言葉少なに返答する。だが、人間が神の領域にいられる時間も限界に及び、豆蔵は良守をウロ様の空間へと投げ飛ばす。続いて、良守は緑の触手によって地上へ続く穴へと放り込まれる。そこで良守は訳がわからなくなり、手に書いた標を確認する。だが、良守は自分が誰なのかもわからなくなり、恐怖に怯える。 その時、良守は右腕に書いた時音の文字を見つけ、ハッと我に返る。そして、良守は繁守に穴から地上へ引き上げられて辛くも生還。時子はそんな2人を木の陰から見つめ、安堵の表情を浮かべる。

  • S01E18 第十八話「末っ子利守の日々」

    • March 12, 2007
    • YTV (JP)

    朝、利守と修史は町内の集まりに出掛ける繁守を見送る。その時、修史は小説の打ち合わせで出掛ける事を利守に伝える。この後、利守は登校中にガッチョこと三河島学(みかわじまがく)とコンタこと駒込太一(こまごめたいち)に声をかけられる。利守が宿題の話題を話すと、2人は宿題をやっていない事を明かす。そして、3人は三影山小学校へ。先生は宿題を忘れたガッチョとコンタに明日が期日の特別課題を命じる。 放課後、ガッチョとコンタは課題を手伝ってほしいと利守に頼む。利守は必死に頼む2人に根負けして手伝う事に。勉強する場所は2人の希望で利守の家に決まる。利守は怖い兄がいると説明し、大人しくする事を2人に約束させる。さらに良守の事を大袈裟に話して2人をビビらせる。この後、駄菓子を買い食いした3人は途中で時音と会う。時音は買い食いしたガッチョとコンタを注意。2人は時音の美しさに見惚れ、素直に反省する。 墨村家では、良守が泡立て器を片手にケーキを作っていた。帰宅した利守は怖い兄と説明した手前、ケーキを作る良守に落胆。ガッチョとコンタは拍子抜けしてしまう。この後、良守は修史が残したメモを発見。メモには夕飯を静江に頼んでおいた事、時音がその夕飯を持ってきてくれるかもしれない事が書かれていた。良守は上機嫌になり、勉強する3人にケーキを差し入れる。しかし、利守は勉強の邪魔をされて不機嫌になってしまう。 集中が切れたガッチョとコンタはお宅拝見と言って、屋敷の中を駆けずり回る。困った利守は結界術を使い、結界に激突した2人は昏倒してしまう。利守は友達に結界を

  • S01E19 第十九話「白き羽の襲撃者」

    • April 16, 2007
    • YTV (JP)

    雪村家では、時音が道場で修業に励み、多重結界を張るコツを掴みかける。だが、時子は時音向きの技ではないと助言する。墨村家では、良守が道場に寝転びながら結界について考え、秘伝書の疑問点を見つけると繁守に矢継ぎ早に質問をぶつける。繁守は焦って結界の事を知ろうとする良守に対し、急がずに目の前の修行に励むように言葉をかける。 良守は烏森学園を警護中も結界の事を考え、斑尾に注意される。この後、良守は間時守が張っていた結界を再現しようと試みる。そこへやってきた時音は異様な気配を察して良守を心配する。だが、良守は子供扱いする時音に怒ってその場を離れてしまう。その頃、学園が見下ろせる丘には監視者の姿。監視者はこれから烏森に侵入する白羽児(しらはご)の一月(ひづき)、二月(ふづき)、三月(みづき)に作戦を伝える。 校庭の森を歩く良守に声をかける斑尾。斑尾は烏森の力を封印しようと考えている事を察し、危険がはらんでいるため、時音に内緒にしている事もお見通しだった。斑尾は無茶な事を考える良守をバカにしつつも応援する。この後、旋風と共に無数の白い羽が学園に舞い降りてくる。白羽児が侵入を開始したのだ。良守はすぐに一月を見つけて結界を放つが、取り逃がしてしまう。監視者は校舎の屋上からその様子を見物し、烏森や結界師のデータ収集を始める。時音は二月を結界で封じるが、二月は旋風の羽毛となって逃げていく。 良守は一度にではなく、少しずつ羽毛を封じる考えを思いつき、一部の羽毛を結界で囲む。一月は腕が元に戻らなくなるが、すぐに烏森の力によって腕を再生させる

  • S01E20 第二十話「不気味な監視者」

    • April 23, 2007
    • YTV (JP)

    良守はクナイも白羽児(しらはご)の体の一部と気付き、クナイが戻ったところを丸ごと叩く作戦を考え、時音に協力を求める。そして、良守と時音は別々の方向に走り出して行動を開始、時音は白羽児の頭頂に三重結界を張って白羽児の動きを封じる。すると、良守は大結界を形成して白羽児の頭部を滅する。良守は白羽児が体を再生させる時に羽を全部集めて力を溜める事に気付き、その時を狙おうと時音に提案する。 そして、良守は再生を始めた白羽児を先ほどよりも巨大な大結界で囲む。だが、結界は不安定で滅するまでの力がなく、良守は多重結界で囲むように時音に指示。その時、時音は時子の助言を思い出す。時音は自分にできる事を考え、矢のような鋭い結界で白羽児を串刺しに。その隙に良守は安定した大結界を滅して白羽児を退治する。そんな中、校舎の屋上から戦いを観察していた監視者の顔の半分が溶け落ちる。監視者は時音が放った式神に姿を見られ、烏森から脱出しようとするが、良守に発見されてしまう。 白羽児の仲間と気付いた良守が声をかけると、監視者は猛スピードで逃げていく。この後、監視者は烏森学園から脱出して森の中へと逃げ込む。その後を追う良守は最大級の結界で森全体を覆う。窮地に追い込まれた監視者は白(びゃく)から与えられた新開発の増強剤を取り出し、それを飲み干す。すると監視者の腕はメキメキと巨大化。監視者は腕を渾身の力で振り回して結界を切り裂くと、良守に襲い掛かる。 監視者の壮絶な攻撃で辺りは土煙に覆われ、良守は相手を見失う。結局、良守は監視者を取り逃がすが、戦いでできたミス

  • S01E21 第二十一話「非情な転校生志々尾限」

    • May 7, 2007
    • YTV (JP)

    昼間の烏森学園。翡葉京一(ひばきょういち)と志々尾限(ししおげん)は校門の近くから校舎を見上げる…。その頃、良守と時音は人に化けた妖が昼間の烏森学園に潜り込んでくる事を警戒し、高校の英語教師で異能者の三能たつみに注意を促す。この後、良守は教室で爆睡している間に田端に髪をイタズラされる。百合奈はアヤノとキョーコに誘われ、隣のクラスの転校生を見学に。その時、百合奈は廊下で限とすれ違い、漂う血の臭いを感じ取る。百合奈は転校生が教室に不在だったため、すれ違った生徒が転校生だと気付く。   授業後、百合奈は怪しい生徒がいると良守に相談する。が、良守は話を聞かずに何処かへ行ってしまう。廊下を歩いていた良守は限に襟首を掴まれ、校舎裏へ連れて行かれる。限は良守の正体を見抜いて顔面を殴りつける。その時、給水塔脇に張った昼寝用の結界で寝ていた良守が目を覚ます。殴られた良守は式神だったのだ。 良守が邪気を感じて校舎裏へ向かうと、既に時音も駆けつけていた。校舎の壁には四筋の爪跡が刻まれ、良守は何者かに式神を消された事に気付く。良守らは人に化けた妖が学園に入り込んでいると判断。良守は偵察用にカラスの姿をした式神を放つと、犯人を捜しに向かう。この後、限は庭園で花に水をやる三能に近づいていく。 その頃、良守は高等部の校舎近くでガラの悪い男子高校生たちが倒れているのを発見。その中の1人に話を聞くと、髪を立たせた背の低い中学生にやられたという。そして、式神のカラスが三能と限の姿を発見。良守は庭園に駆けつけるが、既に三能は限にやられていた。三能

  • S01E22 第二十二話「裏会からの使者」

    • May 14, 2007
    • YTV (JP)

    志々尾限は自分の正体を明かすが、良守は限の事を人に化けた妖と怪しむ。すると、限は携帯電話で正守に連絡。裏会の限を烏森の地の警護および結界師の補佐役として派遣したのは正守だった。限は組織的な妖の集団が烏森を狙っていると説明。良守は限に頼りないとバカにされ、怒って言い返す。2人は一触即発の状態になり、時音が止めに入る。時音は2人に注意した後、限に自己紹介して握手を求めるが、限は逃げ去ってしまう。 この後、中等部2年2組の教室では、田端と市ヶ谷が限の噂話をする。良守は限が高等部の女子に人気があると知って気を悪くする。良守は決着をつけるため、限のいる1組へ乗り込もうとする。だが、既に限は早退してしまったという。早退した限は裏会の書状を持って雪村家を訪ね、時子にあいさつする。続いて、限は墨村家も訪問するが繁守は不在。その頃、繁守は某大学の名誉教授、松戸平介(まつどへいすけ)の家を訪ねていた。 異界愛好家でもある松戸は助手で妖の加賀美(かがみ)を繁守に紹介する。この後、繁守は松戸に監視者が残した腕の一部を渡して調査を依頼。松戸は採取した日時や状況など、詳しい情報を教えろと繁守に要求する。墨村家では、限が繁守の帰りを待っていた。そこへ良守が帰宅して2人は言い争いを始める。そして、修史が良守を宥めている時に繁守が戻ってくる。繁守は自室に通した限に裏会の勝手な行動について小言を言う。 限が1人暮らしのアパートに帰宅すると、正守から携帯電話に連絡が入る。正守は任務だからと気張らずに学校生活を楽しめと伝え、自分から女子に話しかけられな

  • S01E23 第二十三話「狙われた正統継承者」

    • May 21, 2007
    • YTV (JP)

    夜の烏森学園。良守が妖の虎鼬(とらいたち)に手間取ると、限は良守をバカにする。時音は熱くなる良守をなだめるが、限の言動に心中穏やかではない。別の日の夜、限の部屋に翡葉京一(ひばきょういち)が様子を窺いにやってくる。この後、時音は烏森学園に姿を現した限に話そうと声をかけるが限は無視してその場を去ってしまう。そこに妖の大首車(おおくびぐるま)が出現。大首車は突然襲いかかり、良守は咄嗟に教室へ飛び込む。  大首車は良守が結界師だと確認すると教室で大暴れ。そこに現れた限は大首車に飛び掛り、激しい攻防を繰り広げる。そして、限のキックが大首車に炸裂。大首車は外に吹っ飛ぶが、ダメージを受けていなかった。大首車は力が発揮できる空中に限を誘き出したのだ。大首車は車輪から鋭い刃を出して攻撃。限は激しく吹っ飛ばされるが、時音が柔らかい結界を成形して限を受け止める。限は体を起そうとするものの激痛に顔を歪めてしまう。 良守は空中に張った結界の上に立ち、次々に結界を放つが大首車にかわされる。そして、大首車が襲い掛かると、良守は堅さを調節しながら防御の結界を張り、限は良守の企みを思案。この後、限が体を起こしたため、時音が注意する。しかし、すでに限の傷は治りかけていた…。その時、大首車は結界に体を食い込ませ、身動きが取れなくなる。良守はこれを狙って防御の結界を張っていたのだ。良守は大首車にダメージを与えて結界で囲む。 だが、大首車は必死に回転して脱出する。限も良守の結界を利用して上空へ行き、大首車に攻撃。白尾は限が体内に妖を宿している人間と気付

  • S01E24 第二十四話「限と恋のアタック」

    • June 4, 2007
    • YTV (JP)

    塾帰りの神田百合奈と幼馴染みの品川 葵(しながわあおい)は、志々尾限が屋根を飛び越えていく姿を目撃して驚く。烏森学園では、良守が妖の甲牛(かぶとうし)を結界で囲むが、甲牛は結界をぶち破って突進。そこに現れた限は妖爪を使って甲牛を退治する。良守は手柄を横取りされて悔しがる。翌朝、限は登校中に捨てられた子犬を見つけ、ハンバーガーを与える。その様子を偶然見かけた葵は登校後、限に恋した事を百合奈に打ち明ける。 放課後、百合奈は葵が限に好意を持っている事を良守に明かし、アドバイスを求める。良守は限が危険人物だと説明し、やめるように助言。夕方、百合奈は葵を思い止まらせるため、品川邸を訪ねる。だが、葵は拾った子犬を見せ、今朝の出来事を嬉しそうに百合奈に語り始める。結局、百合奈は葵の説得に失敗してしまう。深夜、限が烏森学園を警護していると正守から携帯に連絡が入る。そして携帯を切った直後、限は妖の気配を察知する。 気配を察した良守と時音が学園に駆けつけると、限が粘々した液体に封じ込められていた。妖の妖曲斎(しょうきょくさい)は良守らに気付くと攻撃を開始。妖曲斎が手ぬぐいを振ると兔や鳩の小さい妖が多数出現し、良守らに襲いかかる。良守らは小さい妖を瞬時に滅するが、妖曲斎は竹の杖を振って別の攻撃を仕掛ける。奇術に戸惑う良守と時音は一旦、屋上へ避難して作戦を練る。そして、良守が囮になった隙に時音が限を助ける事に。 この後、良守が妖曲斎の気を逸らした隙に時音が限を救出。怒った妖曲斎は巨大風船を取り出し、また別の攻撃を仕掛ける。校舎の陰に逃げ

  • S01E25 第二十五話「時音にイケメン」

    • June 18, 2007
    • YTV (JP)

    夜の烏森学園。良守が妖を結界で囲もうとすると、限がその妖を仕留めてしまう。怒った良守と限は言い争いを始める。この後、限は時音に片付けを指示。その態度にムッとした良守は、時音をバカにするなと限を注意する。限は墨村家と雪村家が対立関係にあるのに時音を気にかける良守を疑問に思う。翌朝、登校中に限は時音の後を追いかける良守を見かける。昼休み、良守は時音の事が好きなのかと限に質問されるが、慌てて否定する。  放課後、高等部に八王子君也(はちおうじきみや)が現れ、女子生徒から歓声が起こる。君也は町で見かけた時音を忘れられずに会いに来たのだ。学園内が騒がしくなり、良守は田端に君也の事を訊ねる。田端によれば、君也は中央東高校の2年生で、地元のアイドルだという。君也に興味のない良守は帰宅しようとする。その時、良守は君也と時音が一緒に歩く姿を見かけて動揺。良守は田端、市ヶ谷を誘い、君也と時音を尾行する事に。 だが、良守らはすぐに2人を見失い、田端と市ヶ谷は帰ってしまう。その時、良守は道の反対側を歩く限を発見。良守は鼻が利く限に時音らの居場所を見つけてもらおうとするが、既に限は2人を追跡中だった。限と追跡を再開した良守は手を繋いで歩く時音と君也を見てヤキモチを焼く。限は君也が気になって追跡していたという。この後、君也と時音は裏路地へと入り、どんどん人気のない所へ。そして君也と時音は廃ビルの一室に入る。 君也は優しい表情で時音に歩み寄り、外から室内を眺める良守は気が気ではない。だが、君也は狂気じみた表情に一変。君也は自分の首筋にガラスを

  • S01E26 第二十六話「良守がいない夜」

    • June 25, 2007
    • YTV (JP)

    黒芒楼では、統括の白を中心に藍緋(あいひ)、紫遠(しおん)、牙銀(がぎん)、江朱(こうしゅ)、壁闇(へきあん)という幹部6人が会議を開く。白は研究部の藍緋に新タイプの人皮の完成を急がせる。そして皆の中心には姫の姿が…。夜の烏森学園では、限と時音ばかりが妖を退治し、良守は斑尾から嫌味を言われる。その時、プールサイドに大きな妖が出現。良守は真っ先に妖を見つけて滅するが、その際にプールへ落下してずぶ濡れになる。  翌日、良守は風邪を引いて学校を休む。黒芒楼の研究室では、藍緋が部下の緋水(ひすい)に頼まれ、旧タイプの人皮を被せる。そこに現れた火黒(かぐろ)は緋水をバカにし、緋水は手柄を取って見返すため、勝手に烏森へ向かう。昼間の烏森学園では、限が姿を見せない良守の様子を窺いに教室へ。百合奈は良守が休んでいる事を限に教える。この後、百合奈は危険な人物が良守を訪ねてきたと時音に相談。限の事だと気付いた時音は心配ないと百合奈を安心させる。この時、時音は良守が学校を休んでいる事を初めて知る。 その夜、良守は烏森学園の警護も休む。代わりに気合が入った繁守が学園に現れ、時音は呆気に取られる。そこに人皮を被った緋水が出現。時音は緋水が黒芒楼から来たと察し、人と変わらない姿に驚く。そして、緋水の被っていた人皮が溶け、本来の凶暴な姿が露になると、繁守は攻撃しようとする。だが、繁守は頭上で印を結んだ瞬間に腰を痛めてしまい、時音と限だけで戦う事に。緋水は口から強酸性の弾を吐いて時音らに攻撃を仕掛ける。 限は背後から飛び掛り、緋水の体をバラバラ

  • S01E27 第二十七話「最高幹部十二人会」

    • July 2, 2007
    • YTV (JP)

    正守は喫茶店に夜未を呼び寄せ、自分が裏会の幹部入りする情報を漏らした人物の情報を聞き出す。さらに正守はその人物のバックにいる幹部の情報も集めろと夜未に指示する。烏森学園では、良守が教師の黒須(くろす)に憑依した黒猫の霊に気付き、対処法を思案する。そして正守は裏会最高幹部、十二人会の面々が集まる本部広間へ。正守は幹部たちにあいさつして会員証を意味する七番札を入手。正守は十二人会の第七客に就任したのだ。 黒猫の霊は放っておくと烏森の力で妖になってしまうため、良守は霊が黒須に執着する理由を聞き出して解決しようと考える。早速、良守は廊下で黒須に声をかけ、猫の事を訊ねる。しかし、黒須は猫を飼った事がないという。そこに通りかかった限はいきなり黒猫の霊を狩ろうとする。良守はそれを制止して限を校舎裏に連れて行く。 霊はすぐに消すべきだと主張する限と最善の方法を考える良守は口論になる。そこにやってきた時音は2人の意見を聞き、限が正しい事を認める。だが、時音は結界師である自分たちに任せて欲しいと限を諭す。早速、良守は職員室に行き、黒須に猫の事を訊ねる。すると、黒須は学園に出入りしていた黒猫の事を思い出して語り始める。黒須が見かける度に褒めてあげると黒猫は少しずつ懐いたようだが、最近は見かけていないという。 その頃、繁守は松戸邸に呼び出される。松戸は監視者が残した腕の一部の調査結果を繁守に報告。この時、繁守は正守が裏会の最年少幹部に就任した事を初めて知る。この後、黒須は教師の青木(あおき)から黒猫が学校の前で車に跳ねられ、死んだ事を知

  • S01E28 第二十八話「黒芒楼の宣戦布告」

    • July 9, 2007
    • YTV (JP)

    朝、良守の部屋に母、守美子(すみこ)の式神鳥が伝言を持って現れる。驚いた良守は居間に集まる皆に報告するが、繁守、修史、利守の所にも守美子の式神は来ていた。良守は烏森に来る大きな敵に慌てずに対処しなさいと守美子に注意を促されたという。伝言には正守との協力を促す内容も書かれていたが、良守はその意見には反発。良守は裏会よりも雪村家と協力しようと提案するが、繁守は400年の溝は簡単に埋まらないと怒り出す。  黒芒楼では、藍緋が新作の人皮が完成した事を白に報告。白は部下を使って人皮を試せと藍緋に命令する。すぐに藍緋は研究室に戻り、灰泉(はいぜん)ら自分の部下4人に新作の人皮を着せる。火黒は人間の姿にはしゃぐ灰泉らを冷ややかに見つめる。火黒は結界師にハンデと与えると言って、新作に比べて動きが鈍くなる旧タイプの人皮を敢えて被る。 昼の烏森学園。良守が給水塔の上で時音と仲が良かった頃を回想してニヤついていると、限が現れる。その頃、人皮で気配を消した火黒、灰泉、茶南(さなん)、波緑(はろく)、赤亜(せきあ)は学園に乗り込んで放送室へ。火黒は校内放送を使って自分たちが黒芒楼だと名乗り、放送に気付いた良守と限は急いで放送室へ向かう。火黒は真夜中に話し合おうと良守らにメッセージを送って放送室を後に。良守らは立ち去る火黒らを黙って見送る。 夜、良守と時音、限が気を引き締めて烏森学園に向かうと、火黒らは森の近くで机と椅子を並べていた。声をかける良守に対し、火黒は話し合いの場を作っていると説明。良守が席に着く事を拒むと、茶南は烏森を大人しく受け渡

  • S01E29 第二十九話「呪力封じの魔方陣」

    • July 23, 2007
    • YTV (JP)

    魔方陣の上空へ逃げた時音は灰泉らを結界で囲む。滅する事はできないが、その間に良守も魔方陣から脱出。この後、本当の姿を露わにした茶南は呪力封じの立方体を飛ばして攻撃を仕掛ける。その時、傷を負った限が現れて2人を助ける。捕まっていた限も逃げる事に成功したのだ。限は波緑に攻撃を仕掛けるが、屋上から降りてきた火黒がそれを阻止する。火黒は限の肩の傷口を攻撃。そして、火黒がその場を離れると、限もその後を追う。 灰泉は下の口から煙幕、上の口から液体を散布。良守は結界で身を守るが、液体は結界を溶かしていく。この後、良守は時音が身を隠している立方体の下に避難。だが、茶南の指示の下、灰泉らは容赦ない攻撃を行う。校舎脇では火黒の攻撃が限を命中。限はその場に倒れ込むが、余裕の火黒は止めを刺さずに屋上へ戻っていく。灰泉らの執拗な攻撃は続き、窮地に追い込まれた時音は良守にある作戦を提案する。 その直後、時音らは三重の塔のような結界を作る作戦を実行。そして時音は槍状の結界で灰泉の体を貫き、良守が結界で囲んで滅する。勢いづいた良守は波緑も滅する。一方、校舎脇では、限が立ち上がり、すごい邪気を立ち上らせる。結界の塔の上に立つ良守と時音が上空の茶南の様子を窺っていると、煙幕の中から赤亜の触手が時音の足に伸びる。時音は煙幕の中に引きずり込まれてしまう。怒りに満ちた限は獣のような姿になり、屋上の火黒を睨み付ける。その時、翡葉のナイフが限の背中に突き刺さり、限は意識を失う。 赤亜は触手で時音を縛り付けて人質に。茶南は刃物のような翼を時音の喉元に運び、降伏

  • S01E30 第三十話「烏森の適任者」

    • July 30, 2007
    • YTV (JP)

    翡葉は代わりの結界師補佐が派遣されると良守、時音に伝えて去っていく。限はアパートに戻って補佐役に任命された時の事を振り返る…。夜行の仲間は限が補佐役に任命された事に不満を持ち、すぐに失敗すると陰口を叩く。自信を無くした限が1人でいると、正守が現れる。限は完全変化しないように自分をコントロールする自信がないと正守に弱音を吐く。その時、正守からお前を選んだ俺を信じろと励まされた事を限は思い出す…。  翌日、昼の烏森学園。良守は廊下で限を見かけて声をかけるが、限は無視して素通りしていく。良守は限の態度にショックを受ける。そして夜の烏森学園。良守はいつもより早く学園に向かうが、限は姿を現さない。良守と時音が限について話していると、そこに妖のはぜむくりが出現。良守はのろい動きのはぜむくりを結界で囲もうとする。すると、はぜむくりは体を分解させ、無数のむくり玉に変化する。 むくり玉は素早い動きで弾け飛びながら良守らに攻撃を仕掛ける。斑尾は急所の頭を狙えとアドバイスするが、良守はむくり玉の素早い動きに手こずり、触角のある頭を何とか判別したものの結界は空振り。そこに限が現れ、むくり玉の頭を一撃で仕留める。限は解任まで補佐役を務める事を告げると、呼び止める良守を無視して帰ってしまう。時音は出会った頃の素っ気ない限に戻ってしまった事に落胆する。 校舎の裏では、翡葉が正守に限の様子を携帯で報告。正守は監視を続けるように翡葉に指示して電話を切る。式神が学園を修復する間、良守と時音は限について話し合う。そして良守は限の事を正守に聞こうと思い

  • S01E31 第三十一話「志々尾驚きの経歴」

    • August 6, 2007
    • YTV (JP)

    正守は限の経歴を良守に語り始める…。限は妖混じりとして生まれたため、家族や周囲に溶け込めなかったが、ただ1人、姉の涼(りょう)だけは別だった。涼は限をかわいがり、限が友人を殴った時は一緒に相手の家まで謝りに行った。だが、限はその友人を大ケガさせる事件を起こし、父親はある団体に限を引き取って貰う事を決断。父親が考えた末に出した決断だったため、涼もそれを受け入れる。その時、限は10歳だった。  話を聞いた限は家を飛び出し、翡葉がその様子を携帯で正守に報告。限を引き取る団体は夜行だった。涼が守ってくれなかった事にショックを受けた限は、森で暴れ回り、制止しようとする翡葉を振り切る。この後、涼は森の中にいた限に謝罪し、どこにも連れて行かないと約束。だが、興奮した限は近づいてきた涼に爪を振り下ろしてしまう。駆け付けた正守は救護班を手配して限の後を追う。限は声をかけてきた正守に攻撃を仕掛ける。 正守は肩に傷を負うが、絶界を発動して限は閃光に包まれる…。夜行の屋敷で目覚めた限は、自分の体につけられた炎縄印に気付く。この炎縄印は正守がつけたもの。正守は力を解放しようとすると体中が炎で焼けるような痛みが走ると限に説明する。続けて、正守は涼が一命をとりとめた事を限に伝え、力の使い方を訓練する事を命じる。夜行の面々は限を温かく迎え入れ、花島亜十羅(はなしまあとら)が限の指導役を務める事に。 だが、亜十羅の何気ない一言に反応した限は部屋を飛び出す。正守が後を追って叱りつけると、限は変身し始める。だが、燃え上がる炎縄印の苦痛に変身を断念。その

  • S01E32 第三十二話「強烈な亜十羅の試練」

    • August 13, 2007
    • YTV (JP)

    良守は差し入れを持って限のアパートを訪ねる。そこに亜十羅が時音を連れてやってくる。夜行所属の妖怪使いで、限の指導係の亜十羅は自己紹介した後、テストのために来た事を良守らに明かす。亜十羅は3人のチームワークを確かめたいという。そして夜、良守らが待つ烏森学園に妖獣の雷蔵(らいぞう)に乗った亜十羅が現れる。亜十羅はテストに合格したら裏会に帰ると限に約束。だが、不合格なら限を裏会に連れて帰るという。  そして、亜十羅はテストの内容を発表し、そのままテストが始まる。3人に与えられた課題は30分以内に亜十羅を無傷で捕まえる事。雷蔵を始めとする妖獣たちが3人の邪魔をするという。この後、雷蔵は口から雷雲を吐き出し、亜十羅はその中に姿を消す。時音は闇雲に追いかける限、良守を集めて作戦会議を開く。時音は亜十羅たちの情報を求め、限は知っている事を伝える。そして、時音は雷雲を吐き出す雷蔵を先に倒そうと提案する。 この後、時音が放った結界が雷蔵の後ろ足に僅かに絡む。その隙に限は雷蔵に蹴りを入れ、頭に血が上った雷蔵は限に突進。その時、良守は行く手に結界を放ち、カウンターとなって突進する雷蔵に炸裂する。魔耳郎(まじろう)は雷蔵がやられた事を亜十羅に伝える。亜十羅は制限時間が8分を切った事を確認すると、翼になった魔耳郎の力を借りて上空へ飛んでいく。限によれば、魔耳郎は翼、レーダーの役割を果たすという。 時音は限の動きに合わせて結界を作り、限が足場の結界を跳び回って亜十羅を捕まえる作戦を考える。だが、限は躾けられた亜十羅の声には体が反応して逆らえな

  • S01E33 第三十三話「急げ繁じい本気走り」

    • August 20, 2007
    • YTV (JP)

    松戸平介は繁守を家に招き、黒芒楼のアジトの場所を突き止めたと報告する。ただし、黒芒楼のアジトは異界にあり、行くのは極めて困難だという。松戸は黒芒楼の仲間を抱き込み、アジトに招いてもらおうと計画するが失敗。助手2人がやられてしまったという。繁守は深入りする松戸に手を引くように忠告するが、すでに松戸は黒芒楼から目を付けられているという。烏森学園では、良守が授業で「走れメロス」について勉強する。  夕方、繁守は正守に連絡を入れ、護衛してほしい人がいると頼む。そして夜の烏森学園。時音と限は張り合いがないとぼやきながら小さい妖を退治し、良守は斑尾と共に黒芒楼の狙いが何かを考える。その頃、松戸邸では、加賀見が松戸に敵が来た事を報告。刺客の紫遠としもべたちは松戸邸の目の前に来ていた。この後、寝ている繁守の元に松戸の使いが手紙を持って現れる。松戸の危機を察した繁守は、魔除けができる修史に応援を頼む。 この後、松戸邸に向かおうとする繁守と修史の前に夜行の蜈蚣(むかで)が現れる。正守の指示を受けたという蜈蚣は巨大な虫を作り出すと、その上に繁守らを乗せて松戸邸へ急ぐ。松戸邸では、紫遠としもべたちが松戸の助手たちに襲いかかっていた。この後、紫遠は松戸が貼ったおいたお札を溶かして書斎の中へ入っていく。松戸はお札付きのダーツでしもべたちを退治するが、反撃はここまで。松戸は紫遠に徐々に追い詰められてしまう。 この後、コンサバトリーに逃げ込んだ松戸は、紫遠に向けて銃を構える。そして、繁守らが松戸邸に到着した直後、辺りに銃声が鳴り響く。繁守らがコ

  • S01E34 第三十四話「卵から声 闇の誘い」

    • August 27, 2007
    • YTV (JP)

    白は黒芒楼で会議を開き、姫を烏森の主にする計画を幹部たちに伝える。そして、白は姫の延命方法を考える事に専念しろと藍緋に命じ、体に蟲を入れられた藍緋は逆らう事ができない。その頃、墨村家では、修史が限に料理を振る舞い、食事が終わった頃に外出していた繁守が帰宅。繁守は正守に連絡して異界について話し合う。繁守が正守と頻繁に連絡を取り合う事を不満に思う良守は、限を道場に呼び出し、正守の話題を切り出す。  良守は正守が信用できないと限に告白。今後、黒芒楼が本気で襲ってきて夜行が出てきた時、正守の事を信じていいのか、良守は限に訊ねる。限は正守を信じていると伝え、良守は限の言葉を信じて正守を信用する事に。別の日、下校する限を火黒が待ち伏せする。火黒は、黒芒楼に入るように誘うが限は拒絶。すると、火黒は蟲の卵を限に手渡し、持ち主そっくりの姿をした忠実なしもべが生まれてくると言って去っていく。 帰宅後、限が卵を捨てようと考えると、卵は全く同じ事をしゃべり出す。限は卵に自分の心を読み取られたと思って動揺する。その時、正守から携帯に連絡が入る。限は黒芒楼に自分の情報が漏れている事を伝える。すると、正守は裏会の情報を黒芒楼に流している人物がいる事を明かし、限に注意を促す。限は卵の事を正守に言えずに電話を切る。 そして夜の烏森学園に妖、鈴鳴らしが出現。鈴鳴らしが呪具を振ると不快な共鳴音が鳴り、良守、時音、限は苦悶する。良守と時音は協力して呪具を滅する。この後、卵の言葉によって迷いが生じた限は連携を乱してしまい、良守が鈴鳴らしを滅する。良守はい

  • S01E35 第三十五話「迫り来る黒芒楼」

    • September 3, 2007
    • YTV (JP)

    登校中、良守は火黒と一緒にいる限の姿を目撃する。限は良守の視線に気付き、火黒を爪で切り裂こうとするが、火黒はそれをかわして去っていく。混乱した限は近づいてきた良守を思わず爪で切りつけてしまう。良守は慄然とし、限は自分の反応に驚く。雪村家では、時子が異界にある黒芒楼への道を探るために旅立つ。時子は自分そっくりの式神に留守番をさせる。黒芒楼では、既に白らが時子の動きを察知していた。  この後、登校した良守は火黒と一緒にいた限の事を時音に相談。2人は学校を休んだ限の事を心配する。その頃、町をふらついていた限は、火黒に渡された蟲の卵の言葉に気持ちをかき乱される。限は卵に黒芒楼への寝返りを促されて苦悩する。黒芒楼では、白と火黒が限に渡した卵の話題を話していた。白らが卵を渡した本当の狙いは、限を混乱させる事。卵の言葉で限を混乱させ、烏森の守りの要である3人の結束を壊すのが狙いだった。 裏会本部では、扇が東北での任務を正守に命じる。烏森の任務に専念したい正守は困惑するが、総帥から推薦があったと聞いて任務を引き受ける。この後、亜十羅は限に連絡し、正守を始めとする夜行の多くがしばらく別の任務に就く事になったと伝える。黒芒楼では、藍緋が烏森へ向かう準備が全て整った事を白に報告。いよいよ姫を烏森へ移動させる日がやってきたのだ。姫は烏森へ行けば昔のような力を取り戻せると信じて喜ぶ。 この後、黒芒楼の発着場から玉座に乗った姫を始めとする白、牙銀、紫遠、火黒らが烏森に向けて出発。碧闇、藍緋、江朱らは黒芒楼からそれを見送る。夜の烏森学園では

  • S01E36 第三十六話「烏森炎上」

    • September 10, 2007
    • YTV (JP)

    無数の妖たちが烏森の地に襲いかかってきた頃、墨村家は紫遠の手下に囲まれてしまい、繁守は外に出て手下たちと戦う。限は卵の言葉を遮って妖に攻撃を仕掛け、良守と時音も結界で妖を滅していく。白と紫遠は上空の巨大蟲からその様子を窺う。この後、校庭が爆発し、勝手に暴れていた弱い妖たちが焼き尽くされる。そして、その中心に牙銀が現れる。目障りな妖を焼き尽くした牙銀は、残りの妖も追い払ってしまう。   牙銀は烏森を守るのが若い3人だけと知って呆れる。そして、牙銀は両手から火球を打ち出して攻撃を開始し、良守と時音は結界で何とか防御。この後、良守と時音は結界で火球を牙銀の方へ跳ね返し、その間に限は背後から牙銀に巨木を投げつける。牙銀はどちらの攻撃も防ぐが3人の実力に感心。すると牙銀は本来の馬体の姿へと変化して激しい攻撃を仕掛ける。限は右足の蹴りを叩き込もうとするが、牙銀はそれを左手で掴んでしまう。 限の右足は燃え上がるが、時音が板状の結界を牙銀の腕にぶち当て助ける。この後、良守は牙銀を巨大な結界で囲むが、炎に弾かれて滅する事ができない。良守らは牙銀の熱気とスピードに圧倒される。すると今度は、牙銀が限に集中攻撃。良守と時音は限をサポートするため、結界を張って牙銀が放つ火球を弾き返していく。 巨大蟲から様子を窺う白らは、牙銀の攻撃をかわす限の動きが悪い事に気付く。限は蟲の卵に混乱する言葉をかけられていたのだ。この後、牙銀は本気の攻撃を仕掛け、火球を受けた限の両腕は千切れてしまう。だが、限はすぐに両腕を再生し、良守と時音はその光景に呆気にとら

  • S01E37 第三十七話「志々尾限最期の戦い」

    • September 10, 2007
    • YTV (JP)

    限は自らを化け物だと言って蔑むが、良守は化け物じゃないと否定。良守と時音は完全変化しても仲間として限に接する。2人の対応に限は驚きと喜びが混じった複雑な表情を浮かべる。そして、限は完全変化しても暴走しない自分に驚く。その時、卵からかえった蟲が飛び出してくる。すると、限は動じる事なく、蟲を潰して投げ捨てる。この展開にも白はあまり驚かず、限の退治を牙銀に託す。  良守は一瞬だけ弱気になるが、時音に声をかけられて自信を取り戻す。この後、牙銀は上空から巨大な炎球を3人に向かって放つ。限は結界を使って上空へ行き、牙銀を切り裂く。そして、良守は巨大な板状結界を張り、放たれた炎球を真正面で受け止める。時音は真正面で受けた良守に呆れるが、良守は命を張る限に刺激を受けて敢えて命を張ったのだ。 墨村家では、繁守が部下たちと戦いながらも姿を現さない時子を心配。そして、繁守は雪村家に行き、式神に時子が黒芒楼の道を探しに行った事を教えられる。すると、繁守は自分に似た式神を出した後、巨大な結界で墨村家と雪村家を囲み、烏森学園へと向かう。途中、繁守は同じように学園に向かう翡葉と合流する。その頃、正守たちも学園へと急ぐ。 学園では、限が炎縄印に痛みに堪えながら牙銀に攻撃。牙銀は限の攻撃を受け、良守が弾き返した炎球も食らってボロボロに。そして、限が牙銀にとどめを刺そうとしたその時、それまで静観していた火黒が背後から2本の剣で限を貫く。良守と時音は落ちてくる限を受け止める。良守らが限に呼びかけていると、火黒は限が寝返るか悩んでいたと言って良守の神経

  • S01E38 第三十八話「それぞれの鎮魂」

    • October 15, 2007
    • YTV (JP)

    黒芒楼の会議室では、白が烏森をさらに詳しく調査するように壁闇に指示を出す。そして、牙銀亡き後の実行一部は牙銀の手下だった左金(さこん)が指揮する事に決まる。左近は牙銀の無念を晴らすため、烏森奇襲の許しを請うが、白は許可を出さない。この後、火黒は会議室を出た左金の前に現れる。火黒は烏森を襲撃するように左金を煽るが、良守だけは自分の獲物なので手を出すなと告げる。   夜行では、正守、亜十羅らが棺を囲んで限の死を悼む。この後、限と同年代の秋津秀(あきつしゅう)と八重樫大(やえがしだい)は最後の別れに現れなかった影宮閃(かげみやせん)を見つけて声をかける。だが、影宮は素っ気ない態度を取る。影宮は限が過去に仲間の章樹(しょうき)を必要以上に痛めつけた事を快く思っていないのだ。影宮は限が妖退治の時に自分たちの意見を無視し、勝手な行動を取った事を回想する。 正守は良守を連れ、限の葬儀が営まれる志々尾家を訪問。だが、姉の涼は2人の弔問を拒絶して追い返す。立ち去る前、正守は涼が送り続けていた限への手紙を涼に手渡す。限は涼の手紙を受け取る事ができず、正守が預かっていたのだ。涼は限に謝罪の気持ちが伝わっていなかった事にショックを受ける。帰り際、良守は、限が姉に謝りたいと話していた事を号泣する涼に伝える。さらに良守は限のやさしさを熱心に語る。すると、涼に限の友達かと良守に質問。良守ははっきり肯定すると、その場を走り去っていく。 その夜、白は扇一郎の別邸を訪ねる。扇は夜行の足止めしたにもかかわらず、限を倒しただけで退却した事に失望する。だが

  • S01E39 第三十九話「烏森の謎」

    • October 22, 2007
    • YTV (JP)

    左金は牙銀の部屋で実行一部のトップになった喜びを噛みしめる。その時、左金は部屋の中にいる何者かの気配を察知。左金の前に現れたのは紫遠だった。紫遠は左金の実力を疑い、白は甘くないと忠告して去っていく。碧闇は部屋にいる白を訪ね、烏森の前の主の居場所がわかったと報告し、調査の許可をもらう。そして夜、碧闇は左金、手下と共に無色沼へ向かう。左金は野守(のもり)に沼の水を飲み干すように指示を出す。  昼の烏森学園。時音も良守も限を失った痛手を引きずって元気がない。田端は良守を元気付けようと、近くで起きた事件を扱う携帯映像を見せる。それは無色沼の水が一晩で涸れるという怪奇現象を報じる番組だった。すぐに良守は時音と共に無色沼へ向かう。良守が涸れた沼の底でウロ様の名を呼ぶと、豆蔵が現れる。豆蔵はウロ様が無事だと良守に伝え、良守は黒芒楼の仕業と睨む。すると、豆蔵は黒芒楼という良守の言葉に反応。良守は豆蔵から黒芒(くろすすき)の化け狐の話を聞く。 帰宅した良守はウロ様が無事だった事を繁守に報告する。黒芒楼では、碧闇が無色沼の事を白に報告。左金が渦闇を放って無色沼の底に巨大な穴を作ったが、主は見つからなかったと説明する碧闇。だが、碧闇らは近くに隠れ住む妖を発見し、色々聞き出したという。碧闇は無色沼に引き続き、今度は烏森の地下に何があるかを調査すると白に伝える。 夜の烏森学園。良守と時音は妖の矢影(やかげ)を結界で囲んで滅する。その時、良守らは別の妖の気配を察知。良守が気配のある場所へ向かうと、そこには碧闇が佇んでいた。良守は結界で囲もう

  • S01E40 第四十話「黒芒への道」

    • October 29, 2007
    • YTV (JP)

    黒芒楼への道を探して黒芒に旅立っていた時子が雪村家に帰ってくる。下見を済ませた時子は道具を揃えて明後日に再び旅立つと時音、静江に伝える。時音は留守中に黒芒楼がやってきた事、限が亡くなった事を時子に報告する。そして夜の烏森学園。時音は時子が帰ってきた事を良守に教える。時子はこれから黒芒楼の城への道を密かに作るという。斑尾と白尾が異界への道を開く事の大変さを話していると、良守は何やら考えを巡らせる。 翌朝、時音は時子とお茶の稽古をする。稽古中、時子は開祖の時守が烏森の地を守り始めた時期と茶道が確立された時期が同じだと時音に教える。さらに時子は異界の怖さを時音に訴える。そして烏森学園の昼休み。時音はきららと一緒に外でお弁当を食べる事に。食べる場所を探す時音は這いつくばった良守を発見。良守は時音に声をかけ、黒芒への行き方を訊ねる。時音は良守が黒芒に行く気だと見抜くと、良守は火黒を倒して限の仇をとると訴える。だが、時音は黒芒への道の事は時子に任せるしかないと良守を説得する。 裏会本部では、正守が扇一郎に呼び出される。扇は烏森が黒芒楼に制圧されかかった責任をとれと正守に迫る。だが、正守は限を派遣したからこそ撃退できたと反論。続けて、正守は夜行の本拠地を烏森へ移動させる事を扇に明言。扇は許可なく勝手に移動を決めた正守に激怒するが、正守は誰の指示も無用と扇に逆らい、2人は一触即発の状態になる。そして、夜行に戻った正守は刃鳥美希(はとりみき)に移動の準備をするように命じる。 翌朝、時子は時音、静江に見送られる中、黒芒に向けて出発す

  • S01E41 第四十一話「特訓の日々」

    • November 5, 2007
    • YTV (JP)

    良守は力を自分のものにするため、大好きなケーキ作りを封印する事を決意。この決断に利守が驚くと、良守は黒芒楼との戦いに備えて特訓する事を明かす。だが、良守は何をすれば良いのかわからないと告白。すると、利守は繁守に聞けば良いと意見を出す。利守は、黒芒楼が襲来した夜の繁守がどれだけすごかったかを良守に教える。すると、そこに繁守が現れる。だが、良守は繁守に助言を求めず、何をするかを自分で考える。 良守は道場へ行き、火黒を倒すための修業方法を考えるが、良い案は思い浮かばない。すると、良守は近くにある山へ移動し、中腹にある寺へ続く階段を全力で駆け上がっていく。その時、顔見知りの和尚が良守に声をかけてくる。良守が悩んでいる事を明かすと、和尚は繁守も昔同じように悩んでいたと教える。この後、良守は裏山に移動し、がむしゃらに体を動かす。そんな良守の前にカラスの群れが現れる。 良守はカラスを結界で囲もうとするが、逆にカラスの群れに攻撃を受ける。その時、良守は機敏なカラス相手の特訓を思いつく。良守は近くにいる全てのカラスを大きな結界の中に閉じ込めた後、カラスを1匹ずつ囲む特訓を開始。そして夕方、訓練を終えた良守はボロボロになって帰宅する。翌朝、良守は庭で特訓を行い、隣りの雪村家まで良守の叫び声は響く。時音は朝から特訓する良守に刺激を受け、自分も頑張ろうと気合いを入れる。 良守は烏森学園に登校すると、すぐに爆睡する。昼休み、時音は良守に声をかける。良守はカラス相手に特訓している事を明かすが、はっきり言わなかったため、時音はゴキブリ相手の特

  • S01E42 第四十二話「夜行の面々」

    • November 12, 2007
    • YTV (JP)

    良守、時音は烏森学園に現れた謎の集団に囲まれてしまう。特訓によってスピード、精度をアップさせた良守は飛び回る影を次々に包囲し、一気に滅却しようとするが、何者かに阻止される。そこに現れたのはムカデに乗った正守。謎の集団の正体は正守率いる夜行の面々だった。正守は夜行の本拠地を烏森に移して活動する事を良守に明かす。続けて、正守は夜行のメンバーが墨村家と雪村家の世話になる事を報告する。 良守は個性的な夜行メンバーとの共同生活に戸惑い、自分のペースを崩されてしまう。一方、雪村家では、夜行の女性陣と子供たちが世話になっていた。羽鳥らは世話になる礼として大掃除を手伝い、静江は上機嫌になる。時音は亜十羅がいない事に気付き、羽鳥に居場所を訊ねる。羽鳥によれば、亜十羅は限が住んでいたアパートで暮らすという。 この後、良守は気分転換に庭へ出るが、すでに轟(とどろき)、巻緒(まきお)、武光(たけみつ)らが体を動かしていた。良守は夜行メンバーの能力を目の当たりにして驚く。続いて、良守は道場へ移動するが、そこでは黄道(おうどう)らが瞑想をしていた。居場所のない良守は、夜行が家にいる期間を正守に質問。良守はペースを乱されると文句を言うが、正守は黒芒楼に1人で勝てるのかと良守を諭し、我慢して共同生活するように促す。 夜、調子が狂いっぱなしの良守は斑尾と共に気合いを入れて烏森学園の警護に向かう。だが、烏森学園には、すでに夜行の面々、戸惑った表情の時音、白尾の姿。箱田(はこた)、巻緒は夜行メンバーが警護と実戦訓練を兼ねて順番に学園に来る事になったと

  • S01E43 第四十三話「暗雲の再来」

    • November 19, 2007
    • YTV (JP)

    時子は人里離れた渓谷で密かに黒芒への道を作る…。良守は尾行してきた秋津秀、影宮閃、八重樫大を寺の裏山に連れて行く。良守が用件を聞くと、影宮は手合わせしたいと言い出す。正統継承者の実力を知りたいという。この後、影宮らは3人で良守に攻撃を仕掛ける。良守は3人に翻弄され、最後は影宮が良守の首に爪を巻き付けて勝負がつく。勝負に勝った影宮は弱くてつまらないと良守を挑発し、怒った良守の体に絶界の気配が漂う。 良守は黒芒楼との戦いを控えた時期にふざける影宮らに激怒。3人は豹変してオーラを放つ良守に狼狽える。秋津はふざけた事を謝罪するが、影宮は真面目にやれないと良守に食ってかかる。続けて、影宮はケタ違いに強かった限が負ける相手に敵うはずがないと本音を吐露。影宮は最前線で戦う限の背中を見ているだけで何もできなかったと告白し、良守も何もできなかったと推測。良守は責任を感じ、限の仇をとると3人に約束する。 翌日、正守は良守が特訓している事を利守から教えられる。そして、良守が裏山で特訓していると、そこに正守が現れる。正守は今度の戦いでは暴走せずに指揮に従ってもらうと良守に忠告。良守は限との約束を守り、正守に従う事を受け入れる。ただし、良守は火黒だけは自分が倒すと正守に訴える。この後、良守は変な事があったと言って、絶界を発動した時の事を伝える。正守は何も知らず、カンだけで絶界を発動した良守に驚く。 黒芒楼では、白が左金を部屋に呼び、出撃の準備ができているかを確認。左金は出撃の時が来たと察する。左金が部屋を出た後、物陰から紫遠が現れる。紫遠

  • S01E44 第四十四話「烏森の激戦」

    • November 26, 2007
    • YTV (JP)

    烏森学園の上空に黒芒楼の暗雲が立ち込めると、夜行の黄道、轟は炎陽玉をその黒雲へと放って戦いの狼煙を上げる。この後、正守は皆に声をかけ、夜行の面々が一斉に黒芒楼へ攻撃を仕掛ける。良守は上空で戦いながら火黒の姿を探し、時音は正確さを増した良守の結界術に感心。この後、屋上で戦っていた時音は影斬(かげきり)に袖を斬られてしまう。危険を察知した良守は時音を助けると、影斬へ向けて次々に結界を放っていく。 だが、良守は床を自由自在に走る影を結界で囲む事ができない。この後、時音のアドバイスを聞いた良守は影斬を結界で囲む事に成功する。すると、良守は火黒の居場所を影斬に確認し、火黒が烏森にいる事を聞き出す。黒雲の上にいる左金は酒を飲みながら、モニター蟲を通して戦いの様子を静観。正守は黒芒楼の弱さに違和感を覚え、黒芒楼の狙いは別にあると考える。この後、左金はようやく腰を上げ、正守はただならぬ気配を察知する。 左金は巨大な竜巻を起こしながら姿を現し、良守は圧倒的な妖気を感じ取る。白道は月刃、黄道は炎陽玉、刃鳥は翼を左金に放つが、バリアーのような渦巻きが全ての攻撃を防御。そして、左金が夜行を挑発した直後、斑尾は良守に火黒の人皮の匂いがすると伝える。良守は限の仇をとる事を優先して斑尾とその場を離れ、時音と白尾もその後を追う。 良守は屋根の上にいる火黒を発見するが、これは良守らを誘き出すための罠。火黒の人皮をまとっているのは紫遠だった。良守はすぐに火黒でないと気付き、紫遠に火黒の居場所を訊く。紫遠が火黒は黒芒楼にいると明かすと、良守は黒芒楼へ

  • S01E45 第四十五話「黒芒楼の人柱」

    • December 3, 2007
    • YTV (JP)

    亜十羅を人質にとった左金は、烏森を明け渡せと正守に要求した後、烏森の力によって巨大化する。その頃、時音は良守らを連れて行く黒雲を追って山の中へ。すると、渓谷にある古びた門の内側に空間が口を開く。黒雲は空間に吸い込まれていき、時音も中に飲み込まれる。空間は異界へと続き、黒雲は黒芒楼に向かう。時音は黒芒楼の大きさに驚きつつも良守の事を捜し始める。その頃、黒芒楼の一室では紫遠が良守を縛りつけていた。 巨大化した左金は、烏森を明け渡せと再度要求。しかし、巨大化した事によって狙いが定めやすくなり、正守は左金の腕を結界で囲んで亜十羅の救出に成功する。すると、正守は絶界を発動して左金を簡単にやっつけ、黒芒楼の妖たちは烏森から退散してしまう。黒芒楼では、良守が縛られながらも絶界のようなオーラを放ち、紫遠、碧闇は良守の扱いに苦労する。そんな中、碧闇は異界の空間の補修に良守を利用しようと思案を巡らせる。 この後、良守が拘束される部屋に白が現れる。良守は火黒を出せと白に要求。白は自分の置かれた状況を無視した良守の発言に呆れた後、ぐるぐる巻きにした影宮を連れてくる。良守が影宮と知り合いだと確認すると、白は2人組の妖に合図を送る。すると、2人組の妖は、手から伸びた剣のような物を影宮の首筋に突きつける。白は影宮を人質にすると、良守に大人しく従えと命令。続いて、蟲が良守へと近づき、食らいつこうとする。 だが、良守は全身からエネルギーを放って蟲を消し飛ばすと、白の要求を拒絶する。白は考えを変え、良守を地下牢に閉じ込め、体力を消耗させろと紫遠に指

  • S01E46 第四十六話「異界の迷路」

    • December 10, 2007
    • YTV (JP)

    松戸と加賀見は黒芒楼を破壊していき、良守を捜して黒芒楼に潜入した時音は出くわした妖を槍結界で次々に貫いていく。そして、開放された良守は影宮の救出に向かう途中、屋根の上にいる火黒を発見する。だが、良守は怒りを堪え、影宮の救出を優先する事に。この後、時音は江朱と遭遇。時音の態度に激怒した江朱はタコのような本来の姿になって時音に襲いかかる。だが、時音は攻撃をあっさりと交わし、江朱を槍結界で貫く。  その頃、正守、繁守らはムカデに乗って黒芒へ続く山に向かい、山のふもとで瞑想する時子は異界が崩れかかっている事を感じ取る。黒芒楼の寝所にいた姫は、城の異変に気付いて不安になり、大量のコードを引きずりながら廊下に出て行く。そこで姫は良守とバッタリ出くわす。良守は姫が黒芒楼に囚われていると勘違いし、首輪と足かせを外してしまう。姫は良守がただの人間ではないと察知し、良守を知るために尾で包み込む。 姫は良守が城を潰そうと考えている事を読み取る。良守は姫の尾に包まれ、意識が朦朧としてしまう。すると、姫は良守の額に指を押し当て、光が良守の体内に吸い込まれていく。この後、姫は放心状態の良守を解放し、良守は何かに導かれるように走り出す。良守は大量の妖たちを滅しながら導かれるように城の中を進む。その頃、時音は楼閣辺りが爆発した事に気付く。松戸と加賀見は楼閣を破壊しながら白の事を捜していた。 地下牢に囚われている影宮は恐怖に怯えながら、限の事を回想する。影宮は傷つきながらも必死に戦っていた限の姿を思い出す。そして、影宮は限が覚悟を持って戦いに臨ん

  • S01E47 第四十七話「因縁の決着」

    • December 17, 2007
    • YTV (JP)

    松戸は逃げる白を地下広間へと追い詰め、白沼と声をかける。この後、人の姿に戻った加賀見を見た白は、人の女房の姿を勝手に使うなと怒り出す。2人の確執は50年前にさかのぼる…。50年前、松戸は白沼(白)が妻のリサに愛情の欠片も見せない事に心を痛めていた。松戸はリサに想いを寄せていたのだ。その後、松戸は亡くなった白沼とリサの墓を掘り起こして愕然とする。白沼の死体だけ消えていたのだ。  その時、松戸はリサが白沼の実験台にされて死んだと確信。リサの蘇生に失敗した松戸は、奇跡を起こすために悪魔(加賀見)と契約し、禁術に手を出してしまう…。回想後、白はリサが死んだのは事故だと言い訳するが、松戸は聞く耳を持たない。すると、白は蟲たちに指示を出し、蟲たちは松戸らに襲いかかる。だが、妖形態に変化した加賀見が蟲たちを返り討ちにする。松戸は妻を実験台にしてまで得たものは何かを白に問う。 さらに松戸は、お前には求めるものが何もないと白に言い放つ。だが、白は体に変化を求めたと反論。リサが中身のない白沼に惚れた事が理解できないという松戸に対し、白はリサが醜い女だった事を明かす。リサは都合の良いように白を動かし、欲しいものを手に入れていたという。結婚後も望みの尽きないリサは最終的に不老不死を望み、白はそのために奔走したと訴える。そして、ある日の実験が失敗し、リサは自ら死を選んだという。 白はリサの実験に付き合わされたと主張するが、松戸は白沼を繋ぎ止めるためにリサが不老不死を求めたと指摘。この後、白は松戸を操るため、蟲を体に寄生させようとする。加賀見は

  • S01E48 第四十八話「崩れゆく城郭」

    • December 24, 2007
    • YTV (JP)

    城郭が崩れる中、良守を捜し続ける時音は、サル妖、カッパ妖、ブタ妖を発見する。その頃、良守は影宮と地下牢から抜け出し、部屋にいる大量の妖に気付かれないように注意しながら移動する。良守は部屋に妖がいる事を誰に教わったかと考えるが、実は姫が良守の脳裏に力を授けていたのだ。この後、良守らは大量の妖の蟲と遭遇する。  時音はサル妖らを脅し、良守が地下牢に囚われている事を聞き出す。良守は大量の蟲を怖がる影宮を連れて上の階へと逃れる。足手まとい扱いされた影宮は怒り、良守と同じ態度をとった限の事を思い出す。この後、良守は影宮を連れて外回廊へ出ると、火黒の事を捜し始める。山の岸壁では、箱田らが時子の姿を発見。黒芒楼への抜け道は完成したようだが、時子は黒芒が崩れ始めている事を繁守らに教える。 正守は時音、良守、影宮が黒芒にいる事を時子に説明。正守は3人を助けるために必要な最小限の人数を連れて黒芒へ行く事を決め、時子は抜け道を保持するために残る事に。そして、正守、繁守らは黒芒に向けて出発する。その頃、時音は地下牢に辿り着くが、すでに中はもぬけの殻になっていた。火黒を捜している良守に対し、影宮は火黒を見つけてやると告げる。影宮は強い妖の妖気を辿る能力を持っているのだ。 集中できる場所へ移動した後、影宮は火黒の妖気を見つけ出そうとするが、良守は火黒が人皮を身にまとっていた事を思い出す。人皮は妖気を遮断してしまうのだ。結局、影宮は火黒を見つけ出す事を断念し、良守は影宮に帰るように勧める。すると、影宮は限の仇をとる事の意味を良守に訊ねる。良守

  • S01E49 第四十九話「哀しき妖花」

    • January 14, 2008
    • YTV (JP)

    時音と影宮がいた楼閣が倒壊し、崩れた欄干にぶら下がる影宮。瓦礫と共に落下した時音は下方にある橋にクッションの結界を作って着地する。この後、時音は橋の向こう側から来る藍緋と遭遇。その時、壊れた橋がさらに崩れると、藍緋は時音を助ける。白が仕込んだ蟲から開放され、黒芒楼を離れようとしていた藍緋は一旦研究室に戻ってから時音を解放。時音が助けた理由を聞くと、藍緋は久しぶりの人間の匂いに血迷ったと答える。  藍緋は黒芒楼から逃げる事を勧めるが、時音は仲間を助けるため、逃げる訳にはいかないと答える。人間の絆を感じた藍緋は昔会った人間の男の事を思い出す…。50年前、人を襲った藍緋は妖花から人に化けるところを1人の男に目撃される。腹が満たされていた藍緋は男を見逃してやるが、男は藍緋との再会を望み、同じ場所に度々やってくる。そして、体が弱くて外出できないという男に頼まれ、藍緋は男の家で一緒に暮らし始める。 藍緋はその生活を心地良いと感じ始めるが、その矢先に男の兄が亡くなってしまう。それから、体が弱くて仕事をしなかった男は家族を支えるために必死に働き、次第に体も丈夫になっていったという…。回想後、藍緋は何もできない男が他人のために身を削る事ができた理由が知りたくて人間を研究したと告白。時音は藍緋がその男を好きだった事に気付き、人を動かすのはその気持ちだと教える。そんな2人の会話は火黒に盗み聞きされる。 この後、良守と時音を捜していた影宮は良守を見つけると、時音が黒芒楼に来ている事を教える。時音が楼閣から落ちた話を聞いた良守は急いで救出

  • S01E50 第五十話「最終決戦!」

    • January 21, 2008
    • YTV (JP)

    良守と時音は出会ってすぐに口論を始める。時音は1人で限の仇を討とうとする良守に自分も仲間だと訴える。すると、良守は時音を結界で囲み、頼っていたら火黒は倒せないと言って、走り去っていく。この後、良守は楼閣にいる火黒を発見。良守は話しかけてくる火黒の言葉を遮り、次々に結界を放つ。だが、人皮を着ていない火黒は軽々と良守の攻撃をかわしていく。結界に閉じ込められた時音は手間取りながらも結界から脱出する。  火黒は良守の攻撃をかわしながら結界の分析を始める。続けて、火黒は友人がやられて悔しいかと良守を挑発し、剣を使って攻撃を仕掛ける。良守は2撃目を防いだものの1撃目は見切れず、横腹に傷を負ってしまう。この後、時音は火黒と戦っている良守を発見。時音は加勢しようとするが、突然現れた影宮に制止される。影宮は自分たちの出る幕ではないと時音を説得。時音が巻き込まれれば良守は戦えなくなってしまうからだ。 その頃、離れた屋根の上には2人の戦いを見つめる紫遠の姿。紫遠は遊び半分だった火黒が本気になり始めている事に気付く。火黒は手応えがないと感じつつ良守に攻撃を加える。その時、火黒が振り上げた剣の切っ先がパキンと折れる。良守は絶界を発動したのだ。絶界を待ち望んでいた火黒は興奮しながらも絶界が完成の域に達していないと察する。火黒は過去に完成した絶界を見た事があると良守に告白し、時守の事を思い浮かべる。 この後、火黒は一気に間合いを詰め、良守を斬りつける。良守は絶界で何とか防御。火黒は剣が折れても新たな剣で攻撃を続け、絶界が未完成だと再確認。する

  • S01E51 第五十一話「良森と火黒」

    • January 28, 2008
    • YTV (JP)

    火黒は渾身の一撃を放つが、良守は辛くも防御する。すると火黒は戦いを止めようと提案。火黒は良守がもう少し成長してから戦いたいと余裕を見せる。さらに火黒は良守を自分と同じタイプと分析。火黒は大事な人や物を失い、完璧な一人になれば、もっと強くなると良守に助言し、こっちの世界へ来いと勧める。だが、良守は仲間が欲しいのかと火黒を挑発。怒った火黒は右手から光を放ち、その光は良守の頭ギリギリをかすめていく。  この攻撃によって楼閣は崩れ始め、良守は巻き込まれそうになるが、時音、影宮に救出される。その頃、正守、繁守らは異界を包む亜空間を移動、良守らのもとへと急ぐ。時音と影宮は勝算もなく、向こう見ずに戦いを挑んだ良守に呆れる。そして、時音は結界に刺さった火黒の刀の切っ先3本を比べ、切れ味が徐々に鋭くなっている事に気付く。火黒はどんどんパワーアップしているのだ。影宮は今度こそ火黒は本気でくると良守に忠告する。  この後、影宮は正守が発動した絶界を見た事があると告白。良守の絶界は触ると弾け飛ぶレベルだが、正守の絶界は触ると全て消え去る程のすごい威力があったという。完璧な絶界でなければ火黒に勝てないと判断した影宮は戦いを止めさせようとする。だが、火黒を倒すという意志が強い良守は言う事を聞かない。良守は影宮に時音の事を頼むと、前方にいる火黒を見据えながら絶界を発動。良守は真正面から火黒にぶつかっていく。  良守をサポートしようと考えた影宮は時間を稼ぐため、良守と火黒の間に割ってはいる。そして影宮が火黒の剣を受けた直後、良守を中

  • S01E52 第五十二話「黒芒楼の終焉」

    • February 11, 2008
    • YTV (JP)

    空間抜けの力で良守の結界を通過しようとする時音。正守も良守の結界の解除に挑むが……。一方、崩壊する楼閣から白は姫と共に脱出。黒芒楼が消えたあとには金色のススキ野原が広がっていく。だが、それは姫が示した最後の力だった。主を失い、崩れ消滅する間際の異界。時子の助けは届くのか? 良守達は脱出できるのか?