壹岐正(唐沢寿明)は、副社長の里井達也(岸辺一徳)とともに、千代田自動車との提携を目指して米自動車産業ビッグ3の一角、フォーク社との交渉に臨んだ。千代田自動車側は、フォーク社の出資比率を25%以下にしたいと主張していた。それに対してフォーク社側は、重要決議に拒否権を行使できる33.4%以上でなければ交渉には応じない、としていた。 そこで里井は、腹心である業務本部長の角田保(篠井英介)とともに新たなプランを作成する。それは、壹岐たちが進めてきた提携話を白紙に戻し、フォーク社と千代田自動車が対等の出資比率で新たな合弁会社を作るというプランだった。