長距離バスの運転手をしながら、女手ひとつで育ち盛りの息子2人を育てる仁美。 ある日、長男・駿のリトルリーグの練習へ、隣に越してきた有馬とその娘のゆかも連れて行くことに。球場に着くと『仁美のこと』を知ったチームの父母たちが「子供の教育上よくない」と仁美と駿にチームの退会を迫る。性同一性障害は病気であると説明するも、聞く耳を持たない父母たち。仁美がいる限り、チームの練習は再開しない、との監督判断にショックを受ける駿。状況が分からない有馬は、仁美の過去を知り、言葉を失う…。