仁美の母・佐和子が緊急入院した。駆けつけた仁美は、佐和子が末期がんによる危篤状態であることを知る。性転換以降、仁美を否定し続けた佐和子は、混濁する意識の中「ごめんね」とだけ告げて他界する。職場も失い、母までも失った仁美は『自分らしく生きる』ため、菊池に子供がいても戸籍の性別を換えられる法改正を目指すと訴える。菊池は家庭裁判所への申し立てと同時に、仁美の考えを広く訴えるため、記者会見を開くことに…。