ニュージーランド北島は今も火山活動が活発に続く島。800年ほど前、この島にカヌーで渡って来たマオリの人々は、白くたなびく雲のかかる地・北島に到達した。そこは火山の島だった。長い間、噴火による脅威におそれを抱きつつ、いつしか山を聖地とし崇拝した。そこには一体どんな風景が広がっているのか?撮影隊はトンガリロに登る。それは草木も生えない溶岩の山。頂には真っ赤な火口が口を広げていた。