日露戦争が決着する明治38年。戦いの舞台は陸から海へと移ります。当時、世界最強とうたわれたロシアの「バルチック艦隊」に対するのは、明治になって組織されたばかりの日本の「連合艦隊」。司令長官の東郷平八郎がとった奇策とは?日露戦争の講和会議には、誰が日本代表として臨むのか?伊藤博文の思惑が働きます。ようやくまとめた「ポーツマス条約」の内容に民衆が反発。何が気に入らないのでしょうか?後年までさまざまな影響を及ぼす、日露戦争の教科書には載らない裏側に迫ります。