満州に日本の意のままとなる国家をつくるため謀略をめぐらせる関東軍。今回はそうした中で「満洲国」が建国された昭和7年2月から3月の1か月間を詳しく取り上げる。関東軍は建国を急いだ…その理由の一つが国連の派遣したリットン調査団の来日だ。満州事変の調査をするリットン調査団を日本は連日接待。その時の「領収書」が平成になって発見された。その驚くべき内容とは?満洲国トップに担ぎ出されたのは清国最後の皇帝・溥儀。彼は満洲国のトップに就いた時、何を感じたのか…。そして建国された「満洲国」とはいったいどんな国だったのか。当時の関東軍人から直接、保阪氏が聞いた満洲国建国の舞台裏とは…