新しい病院で働き始めた看護師の星野露子(観月ありさ)は、楽器カフェで冬野三太(大谷亮平)のフルート演奏を聴き、体に小さな電気が走るのを感じた。捨てていたはずの恋する気持ちがよみがえったのだ。 後日、バイオリンを持ってカフェを訪れ三太と情熱的な曲をセッションすると、露子の体にはまた大きな電流が走り、快感となってエクスタシーをもたらした。 しかし、蘭桜女学院高等学校の音楽教師である三太には同じ学校の英語教師・十仲華子(松本まりか)という婚約者がおり、すでに一緒に暮らしていた。それでも露子は恋する気持ちは抑えきれず、嫉妬心を募らせていく。 ある日、三太のクラスに星野灯(岡田奈々)が転入してきた。三太は心臓が悪いと聞かされていた灯を気遣うも、冷たく拒絶されてしまう。 こうして高校教師とその婚約者、生徒と母親までを巻き込んだ、1人の男の愛をめぐる“奪い愛”が開幕した…。