<大正4年(1915)~大正5年(1916)> ・大正天皇 即位の礼 ・ドイツが無制限攻撃作戦 ・ヴェルダンの戦い ・ユトランド沖海戦 ・ソンムの戦い <内容> 1915年(大正4年)、第一次世界大戦は2年目に入り、潜水艦・戦車などの新兵器が戦場に投入され、それまでとは桁違いの死傷者を出し、戦争そのものが大きく変わっていった。 ドイツは潜水艦(Uボート)でイギリスに向かう船舶を無差別に攻撃し、中立国アメリカが参戦するきっかけとなる。陸上では戦車のほか、機関銃や毒ガスが使われ、数か月で数十万人の死傷者が出る悲惨な戦いが続く。 一方日本は、ヨーロッパに代わって輸出が激増。農業に代わって工業が産業の中心となり、特に重化学工業が発展。 大戦景気と呼ばれる好景気が訪れ、船舶業や海運業で成功した成金が登場する。 そんな中でイギリスは大戦を優位に進めるため、中東において、アラブ/ユダヤ/フランス・ロシアの三者とそれぞれ矛盾する密約を交わす。 現在も続く中東問題の原因のひとつとされるイギリスの三枚舌外交とは!