5年前、妻の命を救えなかった雪宮鈴(吉高由里子)を深く逆恨みし、彼女への攻撃を激化させる伴宗一郎(ムロツヨシ)。追い詰められ、周りを傷つけられ、ただ謝ることしかできず俯く鈴を、柊一星(北村匠海)と佐々木深夜(ディーン・フジオカ)はキャンプに連れ出す。舞い散る美しい花火に誘われるように、声にならない叫びを吐き出し、号泣する鈴。それに気づかないふりをして花火を続ける2人。まっすぐな愛を注ぎながら全力で守ってくれる恋人・一星と、ポンコツだけど優しく寄り添ってくれる同僚・深夜の優しさに救われながら、鈴はふと思う。―あの人もここにいたらよかったのかな。