長沼流軍学を修めた武田観柳斎は、隊で兵法指南にあたっていたが、幕府がフランス式調練をとりいれたため焦っていた。そんな時、平隊士の一人が斬殺される事件がおきた。調べていくうち、武田の名前が出た。どうやら薩摩藩と内通しているらしいが、証拠がない。そこで土方は一計を案じた。罠にかかった武田は慌てて行動を起こす。しかし、沖田と斎藤に、銭取橋まで追いつめられるのだった。