10月から放送がはじまる連続テレビ小説「ブギウギ」の魅力を紹介。ヒロイン趣里や、草なぎ剛、水川あさみ、柳葉敏郎のインタビュー。華やかな歌劇の裏側や、ヒロインの両親が営む銭湯の裏側までたっぷり紹介。
今から75年前、戦後の世の中に、人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与えた歌手・福来スズ子(趣里)。歌で日本中をズキズキワクワクさせた、笑いと涙の物語が始まる!
鈴子(澤井梨丘)は梅丸少女歌劇団に入団。大和礼子(蒼井優)らの指導を受けながら、デビューを目指す。しかし、デビューできるのは新人3人のうち1人だけだと言われ…。
昭和8年、18歳になった鈴子(趣里)は劇団を脇役として支えていた。同期のリリー白川(清水くるみ)や後輩の秋山美月(伊原六花)らが人気となる一方で、鈴子は自分自身の才能や売りは何なのか迷っていた。そんな折、同じく芽が出ない同期の桜庭和希(片山友希)が、劇団を辞めると言いだす。大和礼子(蒼井優)は必死にみんなをまとめようとするのだが…。さらに、会社からは人員削減や賃金削減が通告されてしまう。
大和礼子(蒼井優)は、待遇改善を訴えて山寺にこもってストライキを始める。鈴子(趣里)たち多くの劇団員もそれに従った。会社と正面から対立し、「桃色争議」として世間に大きく取り上げられるが、その代償はとても大きなものだった…。桃色争議から1年、鈴子は法事で本家がある香川へ行くことになる。久しぶりに会う香川の親戚たち、しかし、皆なにか様子がおかしい。そこで、鈴子はある衝撃の事実を知ることになる。
11月から東京編がはじまる連続テレビ小説「ブギウギ」。水上恒司、菊地凛子をはじめ新たな出演者の見どころをインタビューを交えてたっぷり紹介。また、タイトル映像のメイキングと制作者のインタビューで、その魅力をたっぷり紹介。
出生の秘密を知ったスズ子(趣里)はは、実母キヌ(中越典子)の元を訪れる…。それから3年、スズ子は劇団の中心となって活躍していたが、ある転機が訪れる。
東京にやってきたスズ子(趣里)と秋山(伊原六花)は梅丸楽劇団の稽古に参加する。スズ子は作曲家・羽鳥善一(草なぎ剛)のレッスンを受けるが、ジャズの歌い方が分からず苦労する。演出家の松永(新納慎也)はそんなスズ子にあるアドバイスを授ける。一方、秋山もトップダンサーの中山(小栗基裕)ら男性に混じったレッスンはかなり体力を消耗していた。上京し、稽古に、そして恋に、もがいて迎える旗揚げ公演初日。幕が上がる。
東京に来て1年、人気者となったスズ子(趣里)だが、演出家の松永(新納慎也)に、恋心をいだいていた。そんなある日、松永から秘密の話があると呼び出される。
戦争の影響が出始めていた昭和14年、スズ子(趣里)は表現を規制され、悩んでいた。そんな時、母・ツヤ(水川あさみ)が危篤になったと電報が届く。
スズ子(趣里)と梅吉(柳葉敏郎)が一緒に東京で暮らし始めて1年。梅吉はツヤのことが忘れられずに酒びたりになっている。スズ子はそんな梅吉とぶつかることも多く、親子仲はどんどん悪くなってしまう。舞台でも、スズ子の歌が時局に合わないと警察に強制中止させられるなど、歌う楽しさはなく、客は減ってしまい、どうしたらいいのか迷ってしまう。そして、これまで公演を続けていた梅丸楽劇団にもついにその時が訪れる。
スズ子(趣里)は自身の楽団を旗揚げする。しかし、ジャズは敵性音楽だと言われ公演の機会は全く無かった。一方、りつ子(菊地凛子)も何度も警察に呼ばれ、自由に歌える場所は減っていた。ある日、スズ子と梅吉(柳葉敏郎)のもとに六郎(黒崎煌代)が戦死したとの知らせが入る。スズ子は動揺し、歌をうまく歌えなくなってしまった。そんな状況を見た善一(草なぎ剛)は、スズ子とりつ子の合同音楽会を開こうと提案する。
昭和18年、スズ子(趣里)たちは順調に地方公演を続けていた。そんなある日、楽屋にスズ子の大ファンだという学生(水上恒司)が訪ねてくる。学生の行動にはじめは怪しむ一同だったが、村山興行の御曹司・村山愛助だとわかり、納得する。やがて、スズ子が東京に戻ると、愛助から何度も手紙が届くようになる。そして、ついにスズ子の下宿に愛助が訪ねてきた――。スズ子と愛助、二人の人生を大きく左右する運命の出会い!
スズ子(趣里)は、愛助(水上恒司)に交際したいと思っていると伝え、戦時下の状況で交際しても良いのか悩む愛助の答えを待つことにする。一方、大阪では、愛助の母であり、村山興業の社長であるトミ(小雪)は二人の交際に反対していた…。そんなある日、スズ子たちは長野で公演を行っていた。しかし、マネージャーの五木の様子が何かおかしい。公演を終えて戻ってくると五木の姿はどこにも見えなくなっていた。
連続テレビ小説「ブギウギ」のこれまでの歌のステージや名場面、1月からの見どころを出演者のえなりかずき、富田望生が高瀬アナウンサーとともに語る。
愛助(水上恒司)が喀血(かっけつ)して倒れた。持病の結核が悪化しているのだった。スズ子(趣里)は入院した愛助を必死に看病していた。そんなスズ子の献身的な姿を見た坂口(黒田有)はトミ(小雪)に二人の交際を認め、新しいマネージャーとして山下(近藤芳正)をつけてあげられないかと進言する…。一方、従軍していた善一(草なぎ剛)は、上海にて中国の音楽家たちと交流していた。そんな中、軍からある依頼を受ける。
終戦を迎え、スズ子(趣里)はやっとのことで東京の自宅へ戻ってきた。物資がなく苦しい生活ではあるが、愛助(水上恒司)と平和な日々を送っていた。やがて、劇場も再開、スズ子はその記念公演に出演することとなる。同じく鹿児島から東京に戻ってきた茨田りつ子(菊地凛子)、上海から命からがら戻ってきた羽鳥善一(草なぎ剛)とも再会。本来の、歌手・福来スズ子として、新たな一歩を踏み出す。
小林小夜(富田望生)が突然付き人をやめると言いスズ子(趣里)の元を出て行ってしまう。小夜がアメリカ兵とつきあっていることを知ったスズ子はとても心配するが…。一方、スズ子のもとには「喜劇王・タナケン」こと棚橋健二(生瀬勝久)から舞台に出ないかとのオファーが来る。これを仕組んだ羽鳥善一(草なぎ剛)の後押しもあり、スズ子は初めての女優業に挑んでいく。
スズ子(趣里)と愛助(水上恒司)に対して、愛助の母であり、村山興業の社長である村山トミ(小雪)は、結婚するのであれば歌手をやめるか、歌手をやめないのであれば別れるようにと伝える。スズ子は、愛助と一緒になるのであれば歌手をやめても良いのではと考えるのだが…。一方、羽鳥善一(草なぎ剛)は、スズ子が歌手をやめることに大反対し、一緒に「ジャズカルメン」の舞台をやろうと誘う。そんな時、愛助が再びかっ血する。
愛子が生まれて3か月、スズ子(趣里)は子育てに忙しい日々を過ごしていた。そんな折、トミ(小雪)がスズ子の家を訪ねてやってくる。愛子を引き取らせてほしいというのだ…。そんな中、スズ子は、愛子を育てていくために歌手に復帰しようと考え、羽鳥善一(草なぎ剛)に新曲を作ってほしいとお願いをする。人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与え、日本中をズキズキ・ワクワクさせた名曲「東京ブギウギ」がついに生まれる!
「東京ブギウギ」は空前のヒットとなり、スズ子(趣里)は“ブギの女王”と呼ばれるようになる。その女王の新曲を羽鳥善一(草なぎ剛)に依頼しているが、忙しい善一の作曲はなかなか進まない。そんなある日、スズ子が記者の鮫島(みのすけ)から取材を受けたことがきっかけで、おミネ(田中麗奈)が怒って楽屋に乗り込んでくる。そして、スズ子は誤解を解くために、再びおミネに会いにガード下へ向かう。
スズ子(趣里)は、タナケン(生瀬勝久)と映画の撮影の仕事をすることになる。しかし、愛子はお転婆で、撮影所で迷惑をかけ、ついには怪我をして、撮影を止めることになってしまう。一方、りつ子(菊地凛子)は、自身の歌う歌に納得できないステージが続いていた。そんな折、スズ子とりつ子のもとに記者の鮫島(みのすけ)がやってくる。二人は鮫島の口車に乗せられ、対談を行うことになり、言い合いとなってしまう。
家政婦の大野(木野花)がスズ子(趣里)のもとにやってきて半年、愛子もすっかり懐いている。スズ子は、これまで以上のヒット曲を求められ、羽鳥善一(草なぎ剛)とともに悩んでいた。そんな時、村山トミ(小雪)が亡くなったとの連絡が入る。スズ子と愛子と山下(近藤芳正)は、大阪へ行き、葬儀に参加する。その後、山下が急にマネージャーを辞めたいと切り出す。そして、新しいマネージャーがやってくる。
スズ子(趣里)にアメリカ公演の話が舞い込む。羽鳥善一(草なぎ剛)は前向きな一方、スズ子は娘の愛子と長期間にわたって離れ離れになることを心配する。愛子もアメリカに行かないでほしいと駄々をこねる。スズ子は麻里(市川実和子)にどうすればいいのか相談すると…。1年後、スズ子のもとに電報が届く。がんを患っていた梅吉(柳葉敏郎)がもう長くないとの知らせだ。スズ子は愛子を連れて、香川へと向かう。
羽鳥善一(草なぎ剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)は、歌を歌うだけではなく、余興もするようにお願いされる。そこで、スズ子が思いついた余興とは…!? 一方、スズ子は子育てに悩んでいた。8歳になった愛子には友達も少なく、スズ子が甘やかしすぎなのではとも言われてしまう。そんなある日、愛子を誘拐するという電話がかかってくる。
スズ子(趣里)に第7回オールスター男女歌合戦のオファーが届く。もちろん大トリだ。しかし、丸の内テレビのディレクターの沼袋勉は、トリ前に新進気鋭の若手人気歌手・水城アユミ(吉柳咲良)を歌わせたいと言う。スズ子は雑誌で「ブギは終わり、これからは水城アユミの時代」と書かれたばかりだった。しかも、アユミからスズ子の「ラッパと娘」を歌わせてもらえないかとお願いをされる。迷うスズ子が出した結論とは?
スズ子(趣里)は歌手引退を決意する。猛反対する羽鳥(草彅剛)だが…。銭湯の看板娘からブギの女王へ。義理と人情に満ちた福来スズ子の半生のドラマ「ブギウギ」最終週。