ある秋の夜、藤は小説のアイデアがまったく浮かばず頭を抱えていた。こんな時はと気分転換に掃除やヨガをしてみるが、やはり何も思いつかない。そんな藤に「君」は、「おしごとちゅう?」と書かれたメモ帳を見せる。そのメモ帳は、いつも藤が小説のタネになりそうな事を書き留めているものだった。藤はメモ帳のページをめくり、内容を見返してみることに。そこには、「君」と過ごしたさまざまな日常の一コマが書き記されていた。