2016年1月より順次交付が始まった、マイナンバーカード。マイナンバーを証明する書類としてだけでなく、社会保障や税金、そして災害時の対応といった行政全般に関するデジタル運用、効率化を企図したものだ。今年4月現在、国民の保有率は78%にのぼる(総務省調べ)言わば一大国家プロジェクトだが、一時、個人情報の紐づけ間違いが原因でトラブルが多発するなど、新たなシステムに対応できない一幕も。そのマイナンバーカードが2025年に入り、いよいよ本格運用されるようになる。マイナ保険証、マイナ救急、そしてマイナ免許証...。デジタル時代の新ツールは、私たちの生活、そして経済にどのような恩恵をもたらすのか?混乱なく活用することはできるのか?その対応に最前線で取り組む人々の奮闘を取材する。