大学3年生の主人公・岩井巧巳(橋本将生)は、アイドルグループAMELのMIOこと片桐澪(恒松祐里)を推していた。その笑顔は、日々の支えだった。しかし、人気ミュージシャン・海斗(浅野竣哉)との熱愛報道を知り、ショックを受ける。心の傷を癒やすために訪れた田舎の亡き祖父の家の前で、巧巳は偶然、行くあてがなく雨に濡れた傷だらけの澪と出会う。「しばらくここに置いてください」と懇願する澪を受け入れ、夢にまで見た推しアイドルとの同居生活が始まる。一緒に過ごす中で、巧巳は澪の中にもう1つの人格「眞希」がいることに気が付く。そして「熱愛報道のあった海斗が死亡した」というニュースが報じられ、「彼女は殺人犯かもしれない」という疑念が湧いてくる。信じたいのに、疑わずにいられない。そして、巧巳は眞希に翻弄されながらも、愛ゆえに踏み出す。「最愛の推し」を守るために、そして共犯者になるために。これは、“幻の愛”に溺れた男が堕ちていく、危険で切ない逃避行ラブサスペンス。
刑事・塔堂(萩原聖人)に見つかり、ついに沙嶋の家に突撃を受けた巧巳(橋本将生)と眞希(恒松祐里)は、二人で逃げようとバイクを走らせ別荘に辿り着く。自分の過去全てを知ってしまった不安定な澪は、もう一つの人格・眞希と度々入れ替わるようになっていた。澪は、巧巳に自分の想いを告げるが――。 一方、取り調べを受ける愛衣那(永瀬莉子)は塔堂に事件当日のことも打ち明けてしまい…。そして眞希は、巧巳に「最後にどうしても見たい景色がある」と伝え――。