ついに東京へ。ようやく自宅マンションの玄関前にたどりつき、これでやっと家に帰れると思った中森かえで(中山美穂)の腕を何者かが掴んだ。借金取りの剣崎松司(高知東生)だ。かえでは剣崎の車に無理やり乗せられてしまう。剣崎はかえでに夜逃げした隣の家族について尋ねるが、かえでが知っているわけがない。とその時、剣崎の携帯が鳴り、関係を否定するかえでを乗せたまま、車は急発進。自宅を目の前にしながら、またしても遠ざかっていく・・・。 その頃かえでのマンション室内では、ドアの外でそんなことが起きているとは全く知らない中森学(小泉孝太郎)が料理を作っていた。そこに愛原町子(西田尚美)と秋葉原りる(酒井若菜)もやってきて、一緒に料理を作り始めるのだが、材料が足りない・・・。 一方、剣崎からなんとか逃れたかえでは、夢にまで見た自宅の前に到着。部屋に入ろうと鍵を探すが・・・ない。落としたのだ。そしてついさっきまで部屋にいた学たちは、3人揃って足りない食材を買いに出かけてしまっていた。 不動産屋に合カギをもらいに行こうとするかえでの前に、夜逃げしたはずの隣の娘、ナナ(久保結季)がひとりで現れた。家族のことを尋ねるが、ナナは何も答えない。しがみついて泣き出したナナを放っておけず、かえでは不動産屋へ連れて行くことに。再びマンションの前に戻ってきた剣先の目を上手くかわして、不動産屋へ向かったかえで。しかし、合カギはここには無い、と言われ、家に帰るのは明日まで待たなければならなくなった。 食材を買って帰ってきた学たちは、マンションの前で剣崎