モンデンキントJPでは、iDOLの性能を向上させるための機器ハーモナイザーによるiDOLの調整が行われていた。戦うために性能を上げなければならないのかと問う春香に、ジョセフとあずさは敵対組織トゥリアビータの事を話す。 ……かつて、モンデンキント内でiDOLの研究開発部門であったトゥリアビータは、iDOLを悪用しようと目論み、ドーン・オブ・パープルムーン(夜明けの紫月)と呼ばれる事件を起こして、プロメテウス3・ヌービアムを強奪したこと。そして、iDOLの性能を上げるのは、モンデンキントとトゥリアビータに圧倒的な戦力差をつくり、手出しをさせないための防衛策でもあるのだと……。 しかし、現行の整備スタッフでは、どうしてもハーモナイザーによる調整が上手くいかない。iDOLの発生する微妙な「音」を聞き取ることができないのだ。それができる人間はただひとり。かつてモンデンキントで整備を担当していた双海亜美だけだという。 春香は、ジョセフとあずさに頼まれ、亜美をモンデンキントに戻るように説得するため、雪歩と伊織を引き連れてTV局へと向かう。 戻ってきてくれるように頼みこむ春香に、亜美は「アイドルマスターなんて辞めたほうが良い」と告げる。「iDOLは人を悲しませることしかできない」と……。 春香は真から、亜美の過去に何があったのかを聞かされる。7年前、双子の妹である真美と共にプロメテウス4・テンペスタースが失踪したのだ。真美の「テンペスタースがゴメンって言ってる」という最後の通信を残したまま。 その事件以来、iDOLやモンデンキントに背を向けたままの亜美に、このままで