東京には、モンデンキント発表による避難命令が出されていた。ドロップ落下の危険があるというのだ。 次々と東京から退避していく人々。しかし、その実は、トゥリアビータによる攻撃から人々を退避させる方便だったのだ。 モンデンキントJPでは迫るトゥリアビータに、どう対処するかが検討されていた。稼動するiDOLはネーブラ一機のみ、コアの状態で眠りに付くテンペスタースは戦力外である。対するトゥリアビータには、稼動するiDOLが3機と量産された擬似iDOLまでいるのである。 敵に全てのiDOLが渡れば、「グランドロッジの猫」の言う「アウリン」が開く。ロストアルテミスから100年の間、 地球の重力バランスを取ってきた存在が開放されれば、なにが起こるかは解らない。 しかし、一同は「iDOLの存在とは何であるか」に賭けて立ち向かうことを決意する。 そして、トゥリアビータのモンデンキントJPに対する攻撃が始まった。 千早のインベルを筆頭に、雪歩のヌービアム、真のヒエムス、量産されたエピメテウスが、無人となった東京を蹂躙する。 戦術核並みの威力を持つコラプサーを装備されたインベルが、新宿でその猛威を振るい、都心に巨大なクレーターが穿たれた。 ヌービアムとヒエムスは、モンデンキントJP基地から伸びるチャンネル(通路)を潰していく。 モンデンキントJP基地からの脱出口を塞ごうというのだ。 モンデンキントJP基地の直上で攻撃態勢に入ったインベルに、伊織のネーブラが立ちはだかる。 テンペスタースの能力を利用した作戦の時間を稼ごうと、獅子奮迅の勢いで敵を撃破してしていく伊織