ついに自分を冤罪に陥れ、黒革の手帳の在り処を血眼になって探っている人物の正体は内藤法務大臣(高嶋政伸)だと突き止めた琴音(剛力彩芽)。最後の刺客として自分に近づいてきた囚人ボス・うめ(木野花)を秘密裏に仲間に引き入れ、いよいよ反撃に出るための準備を開始する。 そんな中、謎だらけの政治秘書・司(山口紗弥加)の仮出所が近づいてくる。女性議員・高見沢楓(中谷さとみ)との面会で、内藤法務大臣の総裁選出馬と高見沢の法務大臣就任の可能性を知る司。「早くここを出て、またわたしを支えてちょうだい」という高見沢の言葉に胸を熱くした司は、一日でも早く仮出所できるよう、“パロール審査”と呼ばれる仮出所前の指導期間に精を出すのだった。
ついにすべてを仕組んだ黒幕が内藤法務大臣(高嶋政伸)であることを突き止めた琴音(剛力彩芽)は、奈津(安達祐実)らに脱獄するという計画を持ちかける。 ほどなくして、司(山口紗弥加)が出所。残った琴音たちがいかにして脱獄を図るかを画策している中、刑務所内に「電気系統点検のための停電」と「緊急持ち物検査」を知らせるアナウンスが鳴り響く。 情報屋の奈津ですら実施の情報をつかめていなかった持ち物検査に、警戒感を強める琴音たち。すると突然、百目鬼(宍戸美和公)がドライバーを発見する! 誰が持ち込んだものかを問い詰めるうち、停電が発生。次に電気が点いたとき、なんと百目鬼の胸にはドライバーが突き立てられていた!
ついに脱獄に成功した琴音(剛力彩芽)、沙羅(トリンドル玲奈)、桜子(平岩紙)、千鶴香(橋本マナミ)、うめ(木野花)、そして奈津(安達祐実)。月に一度しか来ないリネン車に乗り込み、東京へと出発した6人は到着地点で待っていた司(山口紗弥加)と合流し、いよいよ迫る内藤(高嶋政伸)との最終決戦に備える。 その頃、6人の女囚の脱獄を許してしまった花園刑務所は大騒ぎ! そして自身の立場にも危機が及びつつあることに気付いた内藤も、刑事たちに「迅速かつ秘密裡に事を片付けろ」と命令を。折しもこの日は自衛党総裁選の当日――総理大臣の椅子を手に入れることができるかが懸かった大切な日に邪魔が入ることを忌々しく思う内藤は「見つけた女囚たちは殺しても構わない」と冷酷な指示を出す。