クラスの喧騒に器用に紛れながらどこか物足りない気 持ちを抱えている人気者の翔太(井内悠陽)と、学校 でいつも一人で音楽を聴いている優等生の陽(阿久根 温世)。交わることのない二人だが、なぜかすれ違うた びに目が合う。ある昼休み、柔らかな光が差す階段の 踊り場で偶然遭遇した翔太と陽。二人だけの空間は不 思議と心地よく、翔太は隠していた心の内を陽に語り 出す。誰も知らない学校の片隅で静かに育まれる二人 の関係は一。
翔太(井内悠陽)が特進クラスの陽(阿久根温世)に 心を許している様子に気付いたクラスメイトの瑞希 (富里奈央)。塾の帰り道、瑞希は陽に、翔太が中学生 時代に傷を負った出来事を語りだす。秋の澄んだ空気 に包まれた屋上で陽の言葉に背中を押された翔太は、 自分が本当にやりたいことに向き合い始める。一つの イヤホンを分け合い激しいリズムを刻む音を聞きなが ら、二人の距離は縮まり始め一。
翔太(井内悠陽)は陽(阿久根温世)の言葉をきっか けに再びサッカーに挑戦することを決意する。一方、 陽は元家庭教師の神田(井上想良)との関係に秘かに 葛藤を抱え、真っ直ぐな翔太を眩しく感じていた。陽 に勉強を教えてもらった帰り道、翔太は陽を町の小さ なお祭りに誘い出す。喧騒が遠くに響く広場の片隅で 目を閉じた翔太の額に陽はそっと手を添えて一。
サッカー部に入部した翔太(井内悠陽)は長いブラン クを埋めようと練習に励むが、お祭りの夜のことが頭 から離れずにいた。陽(阿久根温世)は真っ直ぐな翔 太に心惹かれつつも、神田(井上想良)と出会った頃 の記憶をふと思い起こす。それぞれに想いを抱えなが らいつもの屋上で会うと、翔太は陽の膝に無邪気に寝 転がる。目を閉じて優しく微笑む翔太の髪を撫でなが ら陽はやがて一。
ある夜、翔太(井内悠陽)に神田(井上想良)と一緒 に歩いているところを見られてしまった陽(阿久根温 世)。動揺する陽を見て状況を察した神田は、自分たち の関係性を終わりにしようと切り出す。翔太は悶々と した思いを抱えながらもジュン (HAYATO)に頼み込ま れ、勉強合宿に陽を誘い出す。森に囲まれた別荘で皆 が寝静まった二人だけの夜。翔太が意を決して陽に神 田との関係性を尋ねると、思いがけない真実が一。
翔太(井内悠陽)は鬱々とした感情を振り切るように 髪を切りサッカーに没頭している。一方の陽(阿久根 温世)は翔太に好意を伝えた後も、神田(井上想良) との関係や中学時代の親友(米尾賢人)との過去に囚 われ煩悶していた。瑞希(富里奈央)から翔太のサッ カー県大会予選の観戦に誘われるが答えを濁す陽。試 合後、夕日が静かに照らすベンチで翔太と陽は遂に互 いの気持ちをぶつけ合い。
互いへの想いを吐露し合った後も不器用にしか振舞え ない翔太(井内悠陽)と陽(阿久根温世)。ある日突然 学校の踊り場へ続く階段が封鎖され、二人は会えない 時間を持て余していた。久しぶりに神田(井上想良) に会った陽はお互いを逃げ道にしていた関係に完全に 区切りをつける。そして、ジュン(HAYATO)に背中を 押された翔太は特進クラスに乗りこむと、陽の手を取 り人気のない美術準備室へと連れ出して一。
授業をさぼって美術準備室に籠った翔太(井内悠陽) と陽(阿久根温世)。中学生時代のトラウマに囚われ閉 ざされていた陽の心を、翔太の曇りの無い真っ直ぐな 想いが包み込む。丸窓から差し込む光さが寄り添う二 人を照らし出しー。 翔太と陽、感涙の最終章。
井内悠陽と阿久根温世がW主演を務める本作のメイキ ング・ショートver.。クランクインの様子やロケでの 貴重な舞台裏に加え、2人それぞれへのインタビューも 収録。役への想いや見どころ、初共演であるお互いに ついても語ります。ぜひ本編と一緒にお楽しみくださ い。