詐欺師にだまされ家族を失った青年が、天才詐欺師“クロサギ”となり悪徳詐欺師から大金を巻き上げる。天才詐欺師・黒崎(山下智久)は、無担保融資をえさに中小企業経営者をだます新川(杉田かおる)に目を付けた。そんな中、黒崎は新川にだまされ、電車に飛び込もうとする松村(尾美としのり)を助け、金を取り返そうと協力を促す。
黒崎(山下智久)は結婚詐欺師・田辺美咲(小沢真珠)の情報を入手した。黒崎は、美咲の弟が旧友の智(小山慶一郎)と知り驚く。さらに、智も詐欺に手を染めていることを知った黒崎は、断腸の思いで依頼を引き受ける。黒崎は御曹司を装い美咲と接触し、一緒に店を開こうと持ちかける。が、黒崎の偽装を見破った美咲は、逆に黒崎の裏をかく。
氷柱(つらら・堀北真希)の友人・ゆかり(市川由衣)は、黒崎(山下智久)の家を訪問。ゆかりは、知人が宝石詐欺の清水(堺正章)にだまされ、大金を取られたと相談する。ゆかりに金を取り返す約束をした黒崎は、結婚企画会社の社員を装い、宝石デザイナーと偽る清水と接触する。一方、氷柱は黒崎の素性を知ろうと詐欺絡みの過去の記事を調べる。
黒崎(山下智久)は、横領疑惑を掛けられた建設会社役員の江口(小野武彦)に接触。詐欺師の仕業だと忠告し、金を取り返す約束をする。建設会社を辞め、証券会社に勤める白石(加藤浩次)に目星を付けた黒崎は、白石を訪問。企業を買収し、会社設立のための株を発行してほしいと仕掛ける。条件に食いついた白石は、黒崎にもうけ話を持ち掛ける。
氷柱(つらら・堀北真希)は絶縁状態の父・辰樹に、ネット上に店を開くための資金を貸してほしいと頼まれた。過去に辰樹から散々金をせびられた氷柱は拒否する。一方、黒崎(山下智久)は、桂木(山崎努)から偽ブランド品を、ネットで高く売る詐欺師の情報を得る。黒崎は、手掛かりとして渡された写真が、氷柱の父親と分かり仕事を受けるか悩む。
桂木(山崎努)は、マルチ商法まがいの詐欺を働く有力者の情報を黒崎(山下智久)に提供。黒崎は、12年前に捕まった大物詐欺師と知り、身辺調査を始める。まず黒崎は、倒産寸前の信用金庫役員に接触。協力を仰ぎ彼の信金を買収させ、有力者が詐欺で稼いだ金を横取りしようと画策する。一方、神志名(哀川翔)も黒崎と同じ有力者を狙う。
桂木(山崎努)は、黒崎(山下智久)に、インチキ霊能力者の神代(くましろ・和泉元彌)の情報を提供した。黒崎は霊能力者に扮(ふん)して、神代の信者・くら(内海桂子)に接触。占いにはまって大金を貢いでいるくらの心を読み、神代の占いを否定していく。そんな中、黒崎のうわさを聞きつけた神代は、黒崎を呼び出し、信者たちを前に霊能力勝負を持ち掛ける。
黒崎(山下智久)は、桂木(山崎努)の紹介で情報提供者の女性に接触。欠陥住宅を販売する大手建設会社から、大金をだまし取ってほしいと依頼される。そんな中、“シロサギ”の白石(加藤浩次)も、同社を狙っていると知った黒崎は、不動産会社の社長を装い、建設会社を訪問。売れ残り物件を購入する意思を見せて、従業員に取り入る。
黒崎(山下智久)は、ゆかり(市川由衣)から詐欺に遭った老人・ひろみ(白川由美)を紹介された。ひろみは、交通違反の罰金を払うため裁判所を訪問。が、役所の職員に成り済ました洋子(片平なぎさ)に、少額の費用を払うだけで、罰金を払わずに済むと言われ、金を奪われた。財団法人の会長に扮した黒崎は、現在、税務署員を装う洋子に接触する。
黒崎(山下智久)は桂木(山崎努)から、内職をエサに主婦をだます男の情報を仕入れた。黒崎は犯行手口を調べ、“名簿屋”を装って男に接近。名簿を安価で譲る代わりに商品が売れたらマージンがほしいと交渉する。一方、神志名(かしな・哀川翔)は上層部に黒崎の調査を止められるが、黒崎にだまされた詐欺師たちの説得を続け、逮捕状を取ろうとする。
黒崎(山下智久)は、父親(杉本哲太)を陥れた御木本(岸部シロー)の情報を入手。御木本の手下で、フランチャイズ開業詐欺をする春日(萩原聖人)との接触を試みる。そんな中、刑事の神志名(哀川翔)は、黒崎への逮捕状を獲得。春日に緊急配備をかけ、黒崎を追い詰める。だが、黒崎は、捜査の網をかいくぐり、春日との接触に成功する。