外資系ファンドに勤める妙子(尾野真千子)は、不振企業の再建を任される。その企業は、地熱エネルギーを供給・開発している地方の小さな会社だった。左遷ではないかと不満に思いながらも、事業を立て直すべく乗り込んだ妙子は、現社長の安藤(谷原章介)に経営状況を厳しく追及。社員リストラと赤字を出している研究所閉鎖による合理化を発表し、長年研究に命を燃やしてきた所長の御室(長塚京三)らの反発を受けてしまう。