第3話

弥生ビールの営業マン・丸谷康介(山田涼介)は、“30年後の自分”を名乗るおっさん(古田新太)に、“可愛い”の消費期限を宣告されて以来、老化への恐怖に怯える日々を送っていた。  そんなある日、新商品「夏浪漫」の売れ行きが伸び悩んでいることを受け、部長の山室つかさ(西田尚美)が営業一部の皆を集めて会議を開く。そこに呼ばれていたのが、商品開発部のチーフ・須藤周平(津田健次郎)。イメージキャラクターを務めるタレントが、テレビ番組で「夏浪漫」に合う料理を紹介することになったため、そのレシピを営業部のメンバーに考えてほしいという。会議が終わり、コンビを組む真田和泉(芳根京子)が、絶対に自分の前では見せない柔らかな表情で前部署の上司・須藤と親しげに話す様子を見て、なぜかフクザツな気持ちになる康介だが、ひょんなことから休日に自分の家で和泉や後輩の一ノ瀬圭(大橋和也)と一緒にレシピを考えることになる。  そして迎えた日曜日――。レシピ考案にヤル気満々の一ノ瀬から「マンションのトラブルで遅刻する」と、半泣きで連絡が入る。康介と和泉の二人は、一ノ瀬から頼まれた食材の買い出しをして、先に康介の家で、下処理を済ませておくことに…。  しかし、料理が得意ではない康介と、実はとても不器用な和泉は、野菜の皮むきなどで四苦八苦! 一ノ瀬に頼まれた食材から、このレシピは「コロッケ」ではないかと予想し、調理に励むのだが…?  そんな中、インターフォンが鳴り、一ノ瀬が到着した…と思いきや、モニターに映っていたのは康介の元カノで受付嬢の森保莉子(鞘師里保)! 莉子とヨリを戻したい康介は大慌て! 和泉に隠れてもらおうとするのだが、それより先に莉子が部屋に到着してしまう。  ここにきて和泉と莉子が鉢合わせ!? まさかの修羅場に…? はたして、康介はこの大ピンチを切り抜けられるのか!?

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