ニューヨークや東京など4つの大都市上空に不思議な巨人の絵が浮かんだ。 それはサハラ砂漠の真ん中にあるタッシリの岩絵のひとつ、白い巨人の絵だった。現地へ向かったタンサー5はその絵が白く発光しているのを発見、正体を探るべく紀元前四千年のサハラに向かう。 そこでは、人々が祈りとともに洞窟内に白い巨人の絵を描いていた。それは[空から落ちてくる神]をあらわすものだという。
イースター島を調査していた調査隊が誤ってモアイの目にレーザービームを照射、すると突然七体のモアイが暴れ出した。このままではエネルギー基地のポリナード・コンビナートに接近してしまう。 ただちに現地に向かったタンサー5だが、モアイのエネルギースクリーンのためマシンを使うことができない。そこで、モアイが作られた九百七十年前にタイムトリップした彼らの目の前に宇宙船が不時着した。
ニュージーランド付近の南の海で鯨の群れが暴走、貨物船を襲う事件が起こった。 早速現場に向かったタンサー5は浜に打ち上げられた鯨を見つける。鯨を調べると体は何かに握りつぶされたように骨は粉々、皮膚には円盤状の傷があった。傷の大きさから見て相当に巨大な生物に襲われたらしい。 アクアタンサーで深海を調査するリュウとルイは、生きた首長竜を目撃するが、果たして首長竜が鯨を襲った犯人なのだろうか。
トロイの遺跡から発掘された青銅の馬が、輸送中の貨物船上で突如動き出し爆発するという事件があった。しかも救出された乗組員はみな奇病に侵され頭痛を訴えているという。 ハジメの分析の結果、青銅の馬は現代の科学では分析できない猛毒をまき散らしていることが分かる。タンサー5は奇病に侵された患者を救うため、三千百年前のトロイに向かう決意をする。