Året 2006. De to brødre, Nanba Mutta (alder 12) og Hibito (alder 9), får tilfældigvis øje på en UFO på vej til månen. Oplevelsen inspirerer dem til at lave et bestemt løfte.
The year 2006. Two brothers, Nanba Mutta (age 12) and Hibito (age 9), happen to spot a UFO headed for the moon. The experience inspires them to make a certain promise.
Una notte. nell'estate del 2006, ammirando le stelle, Mutta e suo fratello Hibito si sono fatti una promessa: raggiungere lo spazio insieme. Ora siamo nel 2025: il più giovane, Hibito, è diventato un'astronauta e parteciperà alla prima missione di lunga permanenza sulla superficie lunare. Mutta nel frattempo ha perso il lavoro, ma dopo aver ricevuto una mail del fratello decide che non è ancora il momento di rinunciare al suo sogno...
2006年7月9日。星空の下、録音機を持って調査遊びをしていた南波六太(12歳)と日々人(9歳)の兄弟は、偶然にも月へ向かうUFOを目撃し、その感動から、『二人で宇宙飛行士になる』と、約束を交わした。
そして2025年。成長した弟・日々人(28歳)は、約束を守って宇宙飛行士になり、日本人初の月面着陸者として有名になっていた。しかし兄・六太(31歳)は、自動車メーカーに勤めてはいたものの、日々人の悪口を言った上司に頭突きをしてしまい、クビになって落ち込んでいた。
「兄とは常に弟の先を行ってなければならない」
子どもの頃からそう誓ってきた六太にとって、弟が先を行く現状は本意ではなかった。心から弟の成功を喜びつつ、自分は何がやりたかったのかを見失っていた。
そんなとき、母に事情を聞いた日々人から、一通のメールが来る。
『2006年の7月9日。ムッちゃんが録ってたテープを聴いてみろよ。』
テープを探し出して聴くと、そこにはあの時に見たUFOのノイズ音が、しっかりと録音されていた。驚く六太だが、テープに記録されていたのはそれだけではなかった。そのあとには、ハッキリとした言葉で、子どもの頃の『約束』が残されていたのだ。
「お前が月に行くんなら、兄ちゃんはその先へ行くに決まってる――約束だ、俺らは一緒に宇宙飛行士になるぞ!」
1カ月後。六太は日増しに強まる宇宙への想いを抱えてはいたものの、進むべき道を見つけられず、次への一歩を踏み出せないでいた。日々人との約束も守れず、申し訳ない気持ちでバイトから帰宅すると、なぜか自分あ
Es el año 2006. Dos hermanos, Nanba Mutta (De 12 años) y Hibito (De 9 años), ven un OVNI en dirección a la luna. Esta experiencia los inspira a hacer una promesa.
2006 год. Два брата, Нанба Мутта (12 лет) и Хибито (9 лет), случайно замечают НЛО, направляющийся к Луне. Этот опыт вдохновляет их на то, чтобы дать определенное обещание.