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久しぶりの空

『迷った時はね――どっちが楽しいかで決めなさい』 3次試験の最終日、シャロンの言葉を思い出した六太は、ジャンケンで宇宙飛行士にふさわしい2人を選ぶことを提案した。 その理由は、楽しかったこの2週間を、楽しい5人のままで終わりたいと思ったからであった。 そして、A班のみんなはこれに賛同してくれ、勝負はたった1回で決まることとなる。 2人が勝って、六太を含む3人が負けたのだ――。 全課題を終え、閉鎖ボックスから出た受験者たち。 そんな彼らに、茄子田JAXA理事長はこのまま外に出てもいいと許可を出した。 極秘施設にも関わらずシャッターが上がると、外には本物の太陽がさんさんと照っており――。 「まっぶっしー!」 思わず感激の言葉を発し、外へと出ていく六太たち。 しかし辺りをよく見ると――。 「あれ……? ここって……」 そこは極秘施設ではなく、バスの出発地であるJAXAの敷地内だった。 茄子田がドヤ顔で言い放つ。 「ガッカリした!? 残念ながら極秘施設なんて建てる資金はありません!」 数日後――。 古谷は、宇宙服の開発をしている職員・馬場広人に会うため、JAXAへと来ていた。 『身長が足りなくてスタートラインにすら立てない』 実は古谷は、自分の背が低いせいで、ずっと宇宙飛行士にはなれないと思っていた。 宇宙服は1着作るのに10数億円かかり、使用頻度の少ない小さいサイズは、これまで作られることはなかったからである。 だが、背が低くて宇宙飛行士になれないという悔しい気持ちは、馬場も同じだった。 そのため研究を重ね、身長150センチから対応できる

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  • Originally Aired August 19, 2012
  • Runtime 25 minutes
  • Content Rating United States of America TV-14
  • Network YTV (JP)
  • Created January 22, 2015 by
    Administrator admin
  • Modified January 22, 2015 by
    Administrator admin