山の上まで続く棚田、見れば見るほど勘定合はず。 「これ、本当にもうかるのか」と、女ひとり米を数ふるも、 十億粒数ふる前に膝が笑ひ出でたり。 村人どもは「やめとけ」と首を振るばかりにて、 涙か汗か区別つかぬまま、今日も田へ転げ落ちにけり。