“ワインの郷(さと)”ボルドー。ガロンヌ川のワイン交易で18世紀にはヨーロッパ随一の商都として栄華を誇った美しい旧市街は、川に沿って三日月形に湾曲していることから「月の港」と呼ばれ、世界遺産に登録されている。歴史とモダンの融合が目指すところだとボルドーの人々。合言葉は「ボルドーはボルドー、最もフランスらしくないフランス」。歴史の中に進取の風が薫る「月の港」で、陽気な人々と触れあう。【語り】中村梅雀