593年に即位した推古天皇。日本史上初の女性天皇は血塗られた権力闘争の末に誕生した。その苦い経験から推古天皇は甥の聖徳太子とともに国を一つにまとめる新たな国家戦略を打ち出した。ところ隣国の隋への国書で皇帝煬帝を「日没する処の天子」と呼び激怒させてしまう。一触即発の危機のなか、卓越した外交手腕で事態を鮮やかに収め、日中両国に新時代をもたらした。古代国家を転換させた女帝、推古天皇の実像に迫る。