辺境の地ゾルタンの冒険者レッドには、勇者のパーティーから「真の仲間じゃない」と追放された過去があった。ある日、友人の甥っ子タンタが危険な病を発症し……。
開業したレッド薬草店に、軍事大国ロガーヴィア公国の第二王女リットが現れる。かつての戦友であり、レッドに好意を寄せるリットは、レッドに驚きの提案をする。
レッドはリットと同居生活を送ることになった。町へ出た二人は、タンタとその友達アルが、『喧嘩屋(バーブローラー)』の加護に触れたアデミと争うところに遭遇する。
レッド&リット薬草店に、ゾルタンのBランク冒険者アルベールがやって来る。レッドが優れた実力を隠しているのではないかと疑い、仲間に引き入れにきたのだ。
ゾルタンの大物達が訪ねてくる。薬草店を辞めて冒険者に戻るよう、リットに求めに来たのだ。一行の中にいた盗賊ギルドの男は、リットと手を切るようレッドを誘惑する。
飲めば新しい自分にもなれるという危険な薬物が、出所不明のままゾルタンの町に広がっている。その薬を飲んだらしい、アルベールの仲間が荒れ狂って人を傷つける。
アルとその両親が、家に来たアデミに襲われた。アデミは傭兵隊長の息子。アルの地元サウスマーシュ地区の人々は、姿を隠したアデミを衛兵が匿っているとして抗議する。
サウシュマーシュ地区の人々と衛兵達との対立は、盗賊ギルドの大物・ビッグホークが裏で糸を引いていた。ビッグホークは、拉致してきたアルに恐るべき野望を語る。
レッドのもとに辿り着いたルーティは、二人で楽しいひと時を過ごす。その頃、置き去りにされた勇者パーティーの賢者アレスが、ルーティの行く先を突き止めていた。
『悪魔の加護』を作ったゴドウィンの錬金道具を買うため、レッドは港の市場へ。すると、彼の行方を追っていたという元勇者パーティーのダナンが、声をかけてくる。
レッド達は古代エルフの遺跡で、レッドを追放した張本人であるアレスと再会。何としてもルーティを魔王討伐に連れ戻したいアレスは、謎の男ビュウイと手を組んでいた。
勇者ルーティの刃から、ティセが盾となってレッドを守った。レッドによって聖剣を失ったルーティは我に返り、ティセの傷を癒そうとするものの、勇者の加護は力を貸さない。
恋人のリット、妹のルーティと一緒に「世界の果ての壁」と呼ばれる山脈を目指すレッド。リットに贈る婚約指輪の素材を手に入れるための、気楽な旅のはずだったが……。
ヤランドララと再会したレッドとリットは、キラミン王国への移住を提案される。根気強く粘るヤランドララに二人は戸惑うばかり。そんな中、ティセの勧めで温泉に入ることに。
リュブ枢機卿がゾルタンの飛空艇に興味を示し始める。一方、ゾルタンは祝祭日を迎え、朝から活気に溢れていた。レッドたちもお祭りを楽しむが、若者の喧嘩に遭遇してしまう。
いつも通りの朝。ルーティは「勇者」として切り捨ててきた当たり前の日常を噛みしめる。だが、その日はティセの様子がおかしかった。昨晩のことを尋ねようとするが……。
療養中のダナンが快方に向かいつつあった。町を出る前にレッドとの手合わせを求めるダナン。快諾したレッドのために、かつての勇者パーティーによる特訓合宿が始まる!
ヴァンたちがゾルタンに向かっている。ルーティの存在が知られれば面倒なことになるかもしれない。レッドとリットはルーティを連れて、三人で旅行をすることに。
セントデュラント村で休暇を過ごすレッドたちに、かつてこの村を襲ったオーガキンの目撃情報が入る。レッドたちが見回り役を引き受けると、状況は想定以上に深刻だった。
ヴァンのヒルジャイアント討伐に同行したティセは、彼の歪んだ正義に衝撃を受ける。その正義は勇者を歓迎するゾルタンの人々にも向けられ、大規模な騒動へと発展していく。
ゾルタンからヴァンを追い払うために、レッドたちはリュブとラベンダの懐柔を狙う。ラベンダとの交渉役に名乗りを上げたのはリットだった。その方法は……恋バナ!?
エスタに裏切りの嫌疑を掛けたヴァンたちがレッドの店に押しかけてくる。話し合いの中でヴァンの価値観に触れたレッドは、その硬直した考えを覆そうと大胆な接触を試みる。
ティセの依頼を受けたアルベールが、森で消息を絶った少女の捜索に向かう。無事に発見したものの、同じく救出にきたヴァンの思い込みから戦闘に発展。窮地に追い込まれる。
技量で圧倒するレッドと執念で食らいつくヴァンが、一進一退の攻防を繰り広げる。一方、ヴァンの窮地にラベンダが激昂。その体から溢れる巨大な影がリットたちを襲う。