1958年、アメリカが航空宇宙局NASAを立ち上げ、有人宇宙飛行への第一歩を踏み出す時、その実現のために選ばれた7人の宇宙飛行士がいた。3000人の候補者の中から選ばれたエリート中のエリートの彼らは「ライトスタッフ」とも呼ばれ、一躍アメリカンヒーローとなる。しかし彼らの前には数々の苦難が待ち受けていた。当時、宇宙はまさに未知の空間。宇宙飛行士は訳の分からない医学検査から果てしない訓練に戸惑う。一方、エンジニアたちの宇宙船開発もゼロからのスタート。その宇宙船に課せられた使命は宇宙飛行士を無事地球に帰還させること。安全を追求し続けるエンジニアと宇宙飛行士との間に葛藤が生まれる。しかもテストロケットは爆発を繰り返す。どのようにこの苦境を乗り越えていくの か。アメリカ宇宙開発の黎明期、未知なる宇宙空間に挑み、今につながる宇宙への扉を開いた、7人の宇宙飛行士と、その開発に挑んだエンジニアたちの夢への軌跡を追った。