中村涼香さん、24歳。ふだんはカフェめぐりやおしゃれが好きなイマドキの若者だ。この夏、渋谷のスクランブル交差点でスマホをかざすと、AR技術で画面越しに原爆のキノコ雲が見え、あたかも渋谷に核が落ちた体験ができるプロジェクトを実行した。「不謹慎だ」などといった批判の声も受け止めながら、実現に向けて動く中村さん。その背景にはこれまでの生い立ちから培われた、核廃絶への思いを伝えることへの危機感があった。