日本有数の豪雪地帯、福島県の会津若松。源義経と弁慶が奥州に向かう道すがら立ち寄ったと伝わる一軒のあめ屋があった。ここで一行が求めたと伝わるのが麦芽あめ。今もこの地域には冬になるとあめを作る習慣が伝わる。米と麦芽粉を使って作る、厳しい冬の大切な味だ。麦芽あめの歴史は古く、「日本書紀」にも、神武天皇が作ったと記される。これを食べれば百人力!?大切に伝えられてきたやさしい甘さの魅力に迫る。