塩は健康の敵か味方か?あらゆる食材に使われ古くからある調味料だが、とりすぎは高血圧、動脈硬化、さらには脳卒中を招く。ヒトと塩との適切な関係を最新科学から探る。 肥満・糖尿病・高血圧・・・「食」の問題が引き起こす病が急増する現代。一体、何をどう食べれば良いのか?その答えを、最新科学と人類700万年の進化から探る「シリーズ食 敵か味方か?」。第2回は「塩」。とり過ぎは、高血圧など生活習慣病の原因とされるが、人類の歴史を紐解くと「塩不足の時代」があったことが判明。ヨーロッパでは、塩をぜんそくや感染症の治療に役立てようという研究も進められている。