All Seasons

Season 1

  • S01E01 第1話

    • October 1, 2025
    • Fuji TV

    昭和59年秋。 蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田将暉)は、路頭に迷っていた。 彼のあまりの横暴ぶりに、劇団から追放されてしまったのだ。 あてもなく彷徨う久部が迷い込んだのは、怪しいアーケード街だった。 ストリップ小屋のネオンが光るその商店街は、「八分坂」。 渋谷駅から8分でたどり着くから八分坂と呼ばれているのだが、そのアーケードにはこう刻まれている。 “Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)” 無料案内所のオババ(菊地凛子)に誘われて、久部はWS劇場の扉を開く…。

  • S01E02 第2話

    • October 8, 2025
    • Fuji TV

    風営法の改正でストリップショーが厳しく規制されるようになり、2年前の熱狂が嘘のように寂れてしまったWS劇場。パトラ(アンミカ)が踊るショーの客席は閑散とし、まるで盛り上がらない。 久部三成(菅田将暉)はWS劇場の法被を着て、パトラのショーのピンスポを担当することになった。前夜、WS劇場の支配人・浅野大門(野添義弘)から「うちで働いてみないか」と誘われたのだ。 劇場スタッフの伴工作(野間口徹)に連れられ、久部はダンサーたちの楽屋を挨拶に訪れる。そこで久部はリカ(二階堂ふみ)と再会する。 「頑張ります!」と気を吐く久部に対し、リカは興味なさげに目をそらし…。

  • S01E03 第3話

    • October 15, 2025
    • Fuji TV

    WS劇場の向かいに建つ古アパート・グローブ荘では、久部三成(菅田将暉)が必死になって台本を書いている。シェイクスピアの「夏の夜の夢」を、WS劇場で上演するために書き換えているのだ。 その姿を見守っているのは蓬莱省吾(神木隆之介)。夜食を頼まれた蓬莱は、同じグローブ荘に住んでいる倖田リカ(二階堂ふみ)の部屋へ。その後、彼女が作った具なしラーメンに文句をつけながらも、久部の手は止まることがない。 久部が書き終えた原稿をリカが読もうとすると、異常なほどに久部はガードする。そんな久部に対し「長いと客が飽きる」「出来るだけセリフは少ない方が助かる」などと2人は言いたい放題。すると久部はかんしゃくを起こし、書いていた原稿をビリビリに破ってしまう。

  • S01E04 第4話

    • October 22, 2025
    • Fuji TV

    WS劇場では久部三成(菅田将暉)による「夏の夜の夢」の初日公演を翌日に控え、倖田リカ(二階堂ふみ)、蓬莱省吾(神木隆之介)らが追い込み準備に追われていた。「で、明日はうまく行くの?」とリカに訊かれた久部は、自信いっぱいに「もちろん」と断言する。 その頃、八分神社の社務所には神社本庁の清原(坂東新悟)が来ていた。風紀が乱れ、我慢の限界に達している巫女の樹里(浜辺美波)は「一日も早く出て行きたいんです」と清原に懇願する。出て行けば八分神社は廃社になるという清原の言葉に神主の論平(坂東彌十郎)は肩を落とす。 すると清原は「街も変わりつつあるし、もう少し頑張ってみたらどうか」と「夏の夜の夢」のチラシを取り出す。「楽しみにしているんです」とはしゃぐ論平に対し、樹里は「シェイクスピアへの冒涜です!」と声を荒げる。

  • S01E05 第5話

    • October 29, 2025
    • Fuji TV

    「夏の夜の夢」公演初日。WS劇場では関係者を集めたミーティングが開かれ、舞台監督の伴工作(野間口徹)が1日のスケジュールを手際よく説明。その後、久部三成(菅田将暉)が「劇団クベシアター、旗揚げです」と高らかに宣言すると、場内は大きな歓声で包まれる。 お祓いを執り行うため、八分神社の神主・江頭論平(坂東彌十郎)と江頭樹里(浜辺美波)がWS劇場にやってくる。目の前を通り過ぎる倖田リカ(二階堂ふみ)を見てにやける論平。そんな父の姿に樹里はうんざりする。 WS劇場のステージ上に祭壇が設けられ、いよいよお祓いが始まる。神妙な静けさの中、久部は並々ならぬ思いでステージを見つめるが……。