奈良時代の終わり、日本は疫病や災害に苦しめられていました。このとき、比叡山に籠もり、修行を重ねていたのが最澄です。国家鎮護を第一としていた当時の仏教。そんな中、最澄は法華経の一節に心を揺さぶられます。それは「誰でも仏になれる」という教えでした。