岩手県旧川井村“タイマグラ”。アイヌ語で水の豊かな森という意味の土地に、マサヨばあちゃんこと向田マサヨさんは暮らしている。昭和29年に夫婦で入植、電気も長い間通らなかった大自然の中で、夫が亡くなってからも、一人で一町歩の畑を耕し、ミソや豆腐を作る生活を送っている。冬には零下20度を超える厳しい寒さの中でも「極楽だぁ」と温かいお茶を飲むというマサヨばあちゃん、その魅力あふれる暮らしの記録。