戦後80年の今年、スタジオジブリのアニメ映画「火垂るの墓」が再び注目を集めている。空襲で母を亡くした14歳の少年と4歳の妹が生きる姿を描いた高畑勲監督。没後に見つかった7冊の創作ノートには緻密な空襲の描写が。その原点は9歳の時の戦争体験だった。一方、高畑監督は「これは反戦映画ではない」と語っていた。いったいなぜ?高畑監督と交流があった太田光さんとともに、映画が現代に投げかけるメッセージを考える。