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公園におっさん2人

JAXAの合格発表を待つため日本に帰国した六太は、この2~3日、プチ幸運が異常に続いていた。引き出しの奥から商品券が現れたり、合計額が777円になったり、小銭がピッタリだったり、茶柱が必要以上に立ったり――。 『逆に怖い!! 逆に不吉!!』 六太が合格するかどうかは、もう運に頼るしかない。 にも関わらず、限られている運はどんどん減るばかり。 やけについている日々に、六太の不安は募るばかりだった。 その頃、受験者の一人、溝口大和の部屋では――。 『残念ながら今回は、不合格となりました』 JAXA職員・星加からの電話で、溝口は不合格となったのである。 理由を問いただす溝口に、星加は言う。 溝口はリーダーとしてこれからどんな職場でもトップに立てる人材だと思う――だが一つ、足りないことがある『仲間に頼る』ということだ――と。 それを聞き、溝口は閉鎖ボックスでの試験を思い出していた。 『初めて僕に反対意見を言う奴が現れた』 溝口よりも大人な、ケンジのことだった。 『真壁ケンジ……――真壁は合格だろう。そうでなきゃ、困る……』 一方、南波家リビングでは――。 幸か不幸か、おでこをケガして絆創膏を貼った六太が、「う~ん」と腕を組み、電話機の前で悩んでいた。連絡がくる予定の時間を、もう2時間以上も過ぎていたのだ。 『忘れられてる……? もしかして……』 ――とその時、ようやく、プルルル! と電話が鳴った。 内容は、星加による『呼び出し』だった。 六太が公園に着くと、大勢の遊ぶ子供たちの中で違和感を発しているおっさん・星加がいた。

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  • Originally Aired December 16, 2012
  • Runtime 25 minutes
  • Content Rating United States of America TV-14
  • Network YTV (JP)
  • Created October 1, 2013 by
    Administrator admin
  • Modified October 1, 2013 by
    Administrator admin