名古屋の雑踏で起きた通り魔殺人事件。中央署に着任早々、現場に向かう啓吾(森山未來)は、犯人を容赦なく殴りつける一人の男と出会う。彼こそ署内で悪魔と恐れられる梅木刑事(武田鉄矢)だった。黙秘を続ける犯人は取調室に梅木を呼び、「殴ったことを謝れ」と命じるが、「お前みたいな奴は死んだ方がいい」と意に介さない。一方、啓吾は絶望する被害者の父親(斎藤洋介)を前に無力さを痛感していた。すると、梅木は父親の首をつかみ「俺を殴れ」と叫ぶ。