昭和19年の4月。戦争は日本軍の劣勢が日に日に国民を不安に陥れていて、蝶子(古村比呂)たちは、自分たちで少しでも食料を得ようと、家庭菜園にニンジンを植えたりしていた。そんな中、こどもたちは、絵に描いたおかずでごはんを食べたりしていたが、要(世良公則)は演奏会がうまくいかないこともあり、イライラしてこどもに当たる。蝶子は、他に売れるものも無いからと、電気蓄音機を売ることにし、寂しく見送るのだった。