イルドレン王国の第一騎士団長セラフィーナは、東方征伐の撤退戦の中、蛮族を率いる“雷声”ヴェーオルに一騎打ちを挑まれる。完敗したことで“戦利品”とされるが、なぜかヴェーオルから真剣に求婚されてしまう。
セラフィーナが目を覚ますと、隣には全裸でいびきをかくヴェーオルが横たわっていた。この状況に激昂するが、空腹には敵わず朝食を完食。蛮族の風習や豊かな自然を見て、大きな先入観があったことを知る。
ヴェーオルに案内され、最大の集落「湖畔の邑」を訪れたセラフィーナ。突如として大勢の戦士たちに囲まれ、仇討ちを覚悟する。さらにユファという女性の家では、彼女の夫が東方征伐で落命したことを知り……。
ツケビケシを討伐し、湖畔の邑は勝利の宴で賑わっていた。セラフィーナも酒宴に加わり、彼女の周囲には妖精やドワーフなど、お伽噺で聞いたさまざまな種族が集まってくる。その存在にも、文化にも驚くばかりで……。
暇を持て余すセラフィーナのために、ヴェーオルが邑中の猛者を集め模擬戦を開催する。次々と挑んでくる実力者たちを一撃で沈めていくセラフィーナ。そして、ついにヴェーオルとの模擬戦が始まるのだが……。
黒泥の“澱み”――魔物がマルシアスを飲み込もうとする。肉体と精神を蝕まれるマルシアスごと討ち捨てようとするヴェーオル。だが、セラフィーナは決して見捨てようとせず、身を挺して彼女を救おうとする。
“大祓”と呼ばれる儀式が執り行われることになり、セラフィーナだけではなく、澱みの原因を作ったマルシアスも参加することに。セラフィーナはマルシアスとツェツィと、のんびり過ごしながら大祓を迎える。
ウィスタレシアに教えられた方法を試し、 ついに“婚約首輪”を外すことができたセラフィーナ。しかし、なぜか元通りに戻らない。再装着のためにはヴェーオルに不意打ちで“ある行動”をしないといけないようで……。
セラフィーナの心は祖国への責務と自身の幸せとの間で揺れ動いていた。これからどうすればいいのか? セラフィーナは、ヴェーオルに「どうありたいか」を空想してみろと勧められ、彼との未来を空想する。
火竜グレンナイリに捕捉されたセラフィーナたち。圧倒的な力に為す術がなかったが、キマキたち鉱人の援護射撃によって坑道へと避難。しかし、グレンナイリが執拗に迫り、坑道内に強烈なブレスが放たれる……!
鉱人の里の文明レベルに圧倒されながら、セラフィーナたちは三賢老バルハスの工房へ。彼から受け取った水晶兜“銀晶華”はどう見てもケモミミの髪飾りだったが、その兜にはとてつもない力が隠されていた。