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片影

――夏の代行者の隠れ家、夏離宮は深い森の奥にある。 竜宮から創紫での春顕現を終えた雛菊とさくらは、次の季節顕現の土地である衣世に訪れていた。滞在地は、夏の代行者の別荘である夏離宮。 まだ解けぬ雪景色の中、春主従を出迎えてくれたのは夏の代行者護衛官を務める葉桜あやめ。眼鏡をかけた知的で美しい娘だ。あやめは二人に自身の妹が夏の代行者であることを語る。年頃の近い娘たちが意気投合する一方で、夏の代行者・葉桜瑠璃は部屋にこもり、顔を出そうとしなかった。 「やっぱり、お姉ちゃんはあたしのことどうでもいいんだ」 瑠璃は、扉越しに声を掛けてくれた雛菊に対しても素っ気のない答えしか返さない。 「私、結婚するので従者を辞めるんです。それに対して、妹が機嫌を損ねて」 夏主従の間には、けして小さくはない不和が起きていた。 姉妹間で生じている軋轢に戸惑いながらも、順調に衣世での春顕現を進める雛菊。 しかし、積み重なった疲労により倒れてしまう。 それぞれが誰かを想う中、その背後では怪しくうごめく影の姿があった――。 代行者の始まりの物語は、以下のように続く。 ——冬は春から向けられる敬愛に応えるように教え導き、二つの季節は仲睦まじく季節を互いに繰り返した。 しかし、途中で大地が悲鳴を上げた。まるで休まる時が無い、と。

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